心が…

頭ではわかっていても、

これでいいと考えて理解できていても、

これがベストだとわかっていても、

心が泣いてる時もある。

誰かのせいでもなく、

私のせいでもない。

ただ、私の心が私の思うままにならないだけ。

そっとこわごわ私の心と向き合ってみる。

どうしたの?

何があったの?

何が問題?

誰かの話を聞くように、

私の心に寄り添ってみる。

「あなたには彼が必要なんだね。

自分の想いを受け止めて、

そしてたくさん泣いていいよ。

私がそばにいてあげる」

高ぶる気持ち

帰宅してから

彼に貸したハンカチを返してもらうのを忘れたことに気がついた。

汗を拭くのに渡したハンカチ。

彼の匂いを染み込ませてもらう魂胆で。

でも、その魂胆は裏目に出て、

私のハンカチを口に当てて吸い込む彼。

汗を拭いては匂いを嗅ぐ。

そのまま返してもらうのを忘れてしまった。

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ミナトミライ④彼の指が

彼は連日の暑さと、

夏祭りの筋肉痛と少し熱中症気味にもなってるのか、

お風呂から立ち上がるのが大変そうだった。

少し寝ようね。時間はたっぷりあるから。

お風呂上がり、彼をうつ伏せにして上半身マッサージする。

あちこち痛いのか、

もーいいー、変わる!と。

彼にマッサージされて気持ち良くて、

でも、その気持ちよさが違う気持ちよさに変わって。

結局、その後は、何度も上り詰めて。

彼の指はなんであんなに器用に動くのか。

彼の指は私のことを知り尽くしてるかのよう。

彼の指さえもフィットする。

その気持ちよさに、

もうダメと言いながらも、

やめないでと懇願してしまう。

彼じゃないと。

そんな風になったのは、彼だけ。

もう一度お風呂に入って、ゆったり浸かる。

今度はホントに少し寝よう。

彼は寝付けないというか、寝たくないみたい。

彼の隣に寝て、彼に半分覆いかぶさる。

彼の脇腹あたりを優しく叩いているうちに、

スヤスヤと寝息が聞こえ始めた。

私も少しそのまま眠ったたと思う。

30分も寝てないと思うけど、

彼はだいぶスッキリしたみたいだった。

少し起きてテレビのチャンネル回して。

でも、また彼の胸の中に戻ってる。

彼の大きな胸に抱きついてるととても落ち着く。

ミナトミライ③~1ヶ月ぶりの。

9時間もホテルの部屋にこもっていたとなると、やった事の前後があやふやになる。

どのタイミングで何をしたのか、

あのプレイはどの後だったか。

お弁当を食べたあと、

少しおしゃべりをしていたと思う。

彼に教えてもらったアプリゲームを一緒にやった。

いつも思うのだけど、本当に彼は優しい。

私を急かすこともしない。

私に対してイラッとしたりもしない。

やりたいようにやらせてくれる。

ゲームしているだけでも、

彼の優しさに触れて、

彼の肩にもたれかかり、

ベッタリくっついて甘える。

お風呂入ろうかって立ち上がったところで、

また彼に置き戻される。

彼に身を委ねる。

とろけそうになるところで、

ほら、お風呂入ろうと抱き抱えられて立ち上がる。

彼の、彼自身がそり立っていて。

1ヶ月以上ぶりに彼と肌を合わせた私はもう抑えがきかなかった。

「お願い。欲しい。」

そして彼はにっこり笑って、

私をベットにそっと寝かせてくれた。

彼がゆっくり私を揺らしはじめ、

動きが徐々に早くなる。

朝から汗だくになって歩いていた彼の頭や顔やら、胸やら、

汗が吹き出し私に滴り落ちる。

私の髪や顔や胸やお腹と、

彼の汗で包まれる。

彼をぎゅっと抱きしめると、

まるで水の膜に二人で包まれているようだった。

彼の肩にキスをして舐めた。

彼の汗ならかき集めて飲み干すことだってできる。

だけど残念ながら、それは果たすことなく、

彼とお風呂で汗を流した。

ミナトミライ②

ホテルのチェックインを済ませ、部屋に入る。

彼と備え付けの空気清浄機を設置したり、

買ってきた飲み物を冷蔵庫に入れたり。

バックを入口のドアの近くのクローゼットに入れていた時だった。

彼に両手を掴まれてドアに押し付けられた。

首にキスをしながら、

ワンピースの裾をたくしあげる。

ブラのホックをはずし、

唇をあわせる。

いつの間にか開放された私の手は、

優しく彼を抱きしめていた。

スリップ姿のまま、湯船にお湯をため、

その間に買ってきたお弁当で昼食を済ませる。

その間に、彼が私の服をクローゼットにしまってくれていた。

2人で食べる横濱のお弁当。

一口一口、味わいながら食べる。

昔から食べ慣れているお弁当。

彼と食べるだけでとても特別なものに変わる。

きっとこれからも、在り来りな物でも、

彼と共に過ごすことで特別なものになっていくんだろう。

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彼のことが好きで好きでたまらない。

好きすぎて理由もなく涙が溢れる。

でも、それは悲しいからでもなく、

寂しいからでもない。

ただ嬉しくて。

彼の存在そのものが、ただ嬉しいだけ。

ミナトミライ①

彼が少し遅れると言うので駅前のカフェで待つことに。

ほどなくして、頭をポンポンと叩かれた。

いつも彼は私に近づく瞬間、気配を消す。

叩かれて振り向いた時には、既に彼は消えていた。

カフェのエアコンが効きすぎて寒くて、

彼に早く飲み物を飲むよう促して、カフェを出た。

外はとても蒸し暑い。

夜、本当に雨が降るのかな。

彼と運河沿いを歩く。

たまにお尻を撫でられ、胸をつつかれ。

手を繋ぐと私にいたずらできないから、

すぐ手を離されてしまう。

川沿いのベンチに座り、会話を交わした。

その後、どうしても彼と行きたかった宝飾店へ。

たまたまネットで見つけた、私と彼を表したかのような月と星のモチーフのリング。

彼に付き添ってもらい、リングを購入した。

彼と私は同じ星座で同い年。

誕生日ももうすぐくる。

ショップで、何かの記念ですか?と聞かれ、

誕生日なのでと、咄嗟に答えた。

買い物のあとは、横浜ならではのお弁当とお菓子を買って、

彼と私は9時間デイユースのホテルに向かった。