彼が少し遅れると言うので駅前のカフェで待つことに。
ほどなくして、頭をポンポンと叩かれた。
いつも彼は私に近づく瞬間、気配を消す。
叩かれて振り向いた時には、既に彼は消えていた。
カフェのエアコンが効きすぎて寒くて、
彼に早く飲み物を飲むよう促して、カフェを出た。
外はとても蒸し暑い。
夜、本当に雨が降るのかな。
彼と運河沿いを歩く。
たまにお尻を撫でられ、胸をつつかれ。
手を繋ぐと私にいたずらできないから、
すぐ手を離されてしまう。
川沿いのベンチに座り、会話を交わした。
その後、どうしても彼と行きたかった宝飾店へ。
たまたまネットで見つけた、私と彼を表したかのような月と星のモチーフのリング。
彼に付き添ってもらい、リングを購入した。
彼と私は同じ星座で同い年。
誕生日ももうすぐくる。
ショップで、何かの記念ですか?と聞かれ、
誕生日なのでと、咄嗟に答えた。
買い物のあとは、横浜ならではのお弁当とお菓子を買って、
彼と私は9時間デイユースのホテルに向かった。