夢と現実

実はここ数日、ずっと気持ちが高ぶったまま。

ずっとこのまま彼への想いに埋もれていたい。

まるで現実が夢のような、

逆転してしまったかのような感じがする。

早く、夢から現実に戻らなくちゃ。

ずっとずっと一緒にいるためには、

好きすぎることも、

愛しすぎることも、

恋しすぎることも、

求めすぎることも、

そっとおいておかなくちゃ。

再会まで20余年

高校生の時の友達で、

偶然会社では同僚になり、

寿退社後、そして30歳の時街中でばったり会った。

その時は、私は子供を連れ、彼は赤ちゃんを連れていた。

それから20余年しての再会。

なんで、若い時あなたを好きにならなかったのかな。

と、呟いてみた。

何をいまさら。

と、返ってくる。

今更だから言えるんだけどね。

あの時はまだふたりの絆は育めなかった。

偶然が重なり、

そして再会したから、

それに意味があるんだと思い直す。

再会するまでの20余年。

お互い様々な経験をしてきた。

そのひとつひとつが今のふたりを育んできて、

だからこそ好きになったんだね。

いらぬ心配

先日彼が来てくれた駅近へ再び。

途中ぽっかり時間が空いてしまって、

彼と一緒に会員になったネットカフェに今度は1人で入ってみた。

彼が心配している。

「一人部屋でエッチなことすると隠しカメラで取られちゃうから注意(^_^;)」

AVの見すぎね(笑)

もちろんそんなエッチな気分になる暇もなく、

仕事をしていたらあっという間に3時間経ってしまった。

彼に仕事の相談をしながら進めていく。

ひとりでネットカフェにいても、

彼と繋がっているせいか、

それはそれでデート気分を味わったような。

簡単に会える2人ではないから、

そんなことも大切なデートの方法なのかも。

そう考えると、一つ一つのことが愛おしく思えてくる。

そして、ひとりネットカフェにいる私を

彼は寂しくないかと気にしてくれてたのだと思う。

途中、お昼休みにパタッとLINEが止まった。

その理由がSNSにアップされる。

会話でその事に触れることはないけど、

そんな風にお互いの状況連絡が日常的に行われて、

それをそっと見守り合う感じがすごく好き。

全ての用事を済ませて帰宅した。

彼が来てくれた場所は、特別な場所になっていた。

ひとりでもそこに行くのを嬉しく思う。

恋をしていると、

嬉しいこと、幸せなことを見つけるのが楽しくなる。

まだ火照ってる

昨日の彼とのデートはゆったり時間をとった。

港を歩いたり、ショッピングを楽しんだり。

そしてデイユースで何時間も過ごした。

帰り際、とてつもなく寂しくて、

あえて、すっきりと駅で別れることにしてみた。

家に着くと心地よい疲労感で眠くて。

でも、気持ちが高ぶっていてなかなか寝付けなかった。

気がついたら朝に。

寝付いた後はぐっすり熟睡したみたい。

何日か恋しくて切なくなりそうな気がして、

それが怖かった。

だけど、不安はよそに、未だに気持ちが高揚してる。

寂しさはみじんもなくて、

満足感で満ちている。

彼との会話、彼の優しさ、いっぱい甘えて、そして身体いっぱいの満足感。

全てに包まれて、今、本当に幸せ一杯。

また、ゆっくり、今回の横浜デートのこと綴ってみよう。

大切な、大切な思い出を。

彼の好きなところ

ちょっと真面目な話。

婚活中でマッチングアプリで実際に相手に会っているという人と話す機会があった。

何人かと会っての感想。

「会った男性、みんな初対面の私に仕事の愚痴をこぼすの。だからどうしたいの?って感じ。異性としての前に、人間として魅力を感じられないの。」

その話を聞いて、彼と再会した時のことを思い出す。

確かに彼は悩みを抱えていた。

久しぶりに会った私に、

彼は悩みを打ち明けた。

だけど、その内容に嫌な感じはしなかった。

それは、その悩みに対して、ある行動を起こしていることも話してくれたからだろう。

悩みを解決しようとしている。

悩みながらも得策を考えている彼を応援したいと思った。

その後、何度も会っているうちに、

仕事の愚痴も話すようになった。

でも、それも、だからこうしてるんだという、彼なりの解決行動をしていた。

誰しも悩みや愚痴はある。

それにどう向き合っているのか。

ただ、あれこれ悩んだり嘆いたり、誰かのせいにして文句を言ったりしていても何の解決にもならない。

でも、それに向かって何らかの行動をしている彼に好感を持った。

だからなのか、彼の愚痴は聞いていても苦にならない。

だって既に前向きな話に変わっているから。

彼の話を聞いているだけで、

反省したり、共感したり、感心したり。

そして、なぜだか心が軽くなる。

なのに。

なのに私は、

職場や家庭でのちょっとしたイライラを

ただ彼に放り投げてしまう。

そんな自分が嫌になってしまう。

もっと成長したいなら

好きな人の好きなところを真似をすればいい。

それがわかった時、

彼に送ったLINEを既読になる前に削除した。

感情的なただの愚痴は、私の嫌なところを見せるだけ。

解決策も考えず、愚痴を言う自分にただ落ち込むだけ。

感情に任せて話さない彼。

簡単なことじゃない。

頼りなさそうに見えたのは、

そうやって神経質なほどに考えて、

それをまわりに悟られないように、

いつも笑みを浮かべていたから?

彼の笑みに安心するのは、その笑みに隠された彼の包容力を感じるからなのかもしれない。

彼女の住む街

平日。

彼女のオフの日に、仕事休みをいれてみた。

午前中と夕方から予定があるので、彼女の住む街まででかけてランチデートでもするかなと思いラインをする。

「明日の午前と夕方の予定はどことどこ?」

しばらく既読がつかない。

ふと、こんなことを聞くと、

「あした仕事休む気かな?」
「デートするなら夕方の用事をキャンセルしちゃおうかな?」

そんなことになるような気がして、未読のメッセージを「送信取り消し」した。
なにを取り消ししたのか気になるようだが話をごまかして教えない。

しかし、しばらくして「午前は○○、午後は○○」と返事が帰ってきた。

読んでたんじゃん。

案の定、午前の用事の場所あたりで、デイユースの話題になる。

でも、午後の予定をちゃんとこなすように、ランチだけの約束にした。

会うたびに彼女の予定をこわしてしまうと、これから誘いにくくなるから、予定はそのままで、空いてる時間だけデートする。

当日は、会社とは逆方面の電車に乗って、朝から彼女の住む街へ向かった。

しばらく電車を乗り継ぎ、いつもの彼女の帰りの道のりを体感する。

けっこう大変な思いをして、あいにきてくれてるんだな。

彼女の用事のある駅のカフェで彼女を待つ。

カウンターから外が見える席で、いつも彼女が行き来しているであろう駅の景色に、彼女をかさねて想像する。

初めてきた景色、しらない景色。
普段の生活をする彼女は、おそらく普通に見慣れた景色。

ゆめと現実の境目。

ほどなく彼女が現れる。

彼女にしたら、現実の街にいる、夢の中の存在の俺。

彼女もゆめと現実の境目を感じたようだ。

カフェで、どこに行こうかと相談。

駅前にある「インターネットカフェ」で過ごすことに。

カラオケもできるフラットな部屋を選択して、映画をみたり、ゴロゴロしたり、いちゃいちゃしたり。

平日やすみの贅沢な時間。こういうのもなかなかいいな。

そして、夕方の用事のある場所まで、路線バスの旅。

のどかな、みたことのない景色の中を、いつもこの景色の中にいる彼女と、いっしょに1時間ほどゆられる。

きっと、俺のみている景色とは違う景色を、彼女は感じているのだろう。

ゆめと現実の境目。

彼女は、用事のある場所のバス停で降りる。
おれは、そのまま、その先の駅までバスに残る。

バスの中で手を振る。

振り返ると、バスを見送る彼女がみえる。

日常のバスの景色。

その景色に普段はいないはずの、俺が乗っているバス。

これから、彼女は、ここで普段を普段としてすごす。

その景色に俺が入ってしまってよかったのか。

きっと、あの時はあのバスに俺が乗っていた。

そんなことを考えてしまうのではないかなって。

寂しくなりませんように。

ちょっと自意識過剰かな?

私の住む街へ

彼と私の平日オフが重なった

私もオフとはいえ午前中用事があって

夕方にはもう一件用事が入ってる

そんなことを考慮してくれた彼が

私の住む街に来てくれることになった

住む街といっても

用事の場所は

自宅からは車でも1時間かかる

彼に駅に隣接する喫煙所を慌てて書いて送信

ざっくりすぎて

すぐに見つけられなかったみたい

私が用事を済ませた時

彼はカフェで待っていた

いつもの風景に彼がいるのが

とても不思議な感じだった

4時間、どこで過ごそうかと悩んだすえ

駅前の個室のあるインターネットカフェで過ごすことにした

部屋に入って並んで座って

私から彼に触れる

彼の唇は相変わらず柔らかい

口髭も柔らかくて癒される

キスをして

その感触を確かめ味わう

映画を見ながら

彼が私の身体をまさぐる

指が私の中に…

と思っているうちに動かなくなった

彼はウトウトしているよう

安心したのか

心地いいのか

そんな彼を愛おしく思う

そのまま彼の頭を抱いたまま

額に唇をおとす

帰り彼に甘えて

送ってもらった

バスで並んで座って

郊外の風景を楽しんだ

私は自宅近くのバス停で降りた

そして彼はひとり終点まで乗って

私の普段使っている最寄駅から電車で帰った

いつもの生活している風景に彼がいる不思議

私が普段見ている景色を彼も見ている

少し物足りないような平日デート

たくさん話して

彼に触れて

8月に丸1日会う約束もある

9時間のデイユース

今日の悶々とした思いも重なって

濃厚な1日なるんだろうな

ときどき

彼に忘れられちゃってるなぁと

思うことがある

彼は考えることが沢山あるからなぁ

一緒に寝るって

LINEして

ただいまを待ってた

勝手に自分でそうするって言っただけ

結局3時になっても連絡こなくて

私も眠くて眠くて寝ちゃった

彼が仕事している間

私も起きて仕事してるよって

それが伝わっていればいい

彼が眠りにつけたならそれでいい

自己満足も必要な感情

夜の帳を一緒に過ごせても

暁を一緒に過ごすことはない

だからせめて

時空を超えて感じたい

永遠の誓いを立てられるわけでもなく

だからこそ夢の中で…

夏の約束

茅ヶ崎での一日デートをしてからそろそろ3週間。

夏の約束をした。

平日休んで1日デート。

今度は横浜のデイユース。

昼間からフラフラ街を歩くか。

ずっと部屋に閉じこもるか。

部屋は9時間使えるから、出たり入ったりかな。

どーしよう

ふとね、

ふっと思い出しちゃう

勝手に頭の中で

ぽーんといきなり

ところ構わず

情景が頭に浮かぶ

目の前にいる今にも触れそうな彼の顔

そっと私の髪をかきあげる彼の指

彼のたくましい胸

白髪混じりの胸毛

気を失いそうになる私を見つめる彼の眼差し

そして彼が中にいる感覚

ひとり電車に乗ってても

隣に夫が座ってても

誰かと話していても

突然ぽーんと現れて

一瞬で私の体を熱くする

吹き出す汗

はたから見れば

更年期の風景なんだろうな