ミナトミライ⑤ハナレタクナイ

9時間のデイユースもあっという間に過ぎ去ってしまう。

急に寂しくなって、彼にもたれながら甘える。

夢の時間が楽しすぎて、嬉しすぎて、満たされすぎて。

夢に溺れてしまう。

ハナレタクナイヨ

そう思いながら彼の腕に絡みつく。

彼は私の肩を抱いて、

鏡ごしに優しく、楽しげに笑う。

ニヤリと笑う彼の笑顔も好き。

でも、こんな風に満面の笑みはもっと好き。

シャワー浴びて身支度を始める。

部屋を出る時、暗闇の中彼を探してキスをした。

帰りの電車は別々に帰ることにした。

ハナレタクナイから、寂しいから、あえて。

駅の中に消えて行く私を彼はずっと見送ってくれていた。

o0250005013325813154

読んでくださってありがとうございます
このブログの目次です⇒「夢の中のできごと」
他の方のブログも読めます★

にほんブログ村 恋愛ブログ 人生最後の恋愛へ
にほんブログ村 恋愛ブログ 50代の恋愛へ
にほんブログ村 恋愛ブログ 秘密の恋愛へ