つまるところ

「まっすく素直で、しっかりしているのにもろくて。」
彼に言われて気がついた。

今まで何十年と強く着実に紡いできたそれぞれの糸
2本の糸が、一つの人生を結い始めた
お互いを巻き、絡み、包みながら二重螺旋の糸を結い続ければ
夢のような糸が結いあがるのだ

ところが
一方の糸が一方の糸の強さを支えにしてしまい
せっかく紡いできた糸を緩ませてしまう

二重螺旋の糸はどちらかが緩めば綻んでしまう

つまるところ、
私は彼を拠り所にしてしまった。
彼に心を委ねると同時に
彼を心の拠り所にしてしまったのだ。
今まで平然とやってきたことが
<彼がいれば頑張れる>に変わってしまっていた。
会うべき時に出会ったのだ。
そこで私が変わってしまったら、
出会った意味をゆるがせる。

強い糸と強い糸
二本の強固な糸により
夢のような二重螺旋の糸が結いあがっていく
それが本来の在り方なのだ
そして、
二本の糸は、いやがうえにも勲を立てる

それが本来の目的だから。

 

 

 

何も考えず、溢れた想いはきちんと見つめて、ちゃんとすくって言霊に。

 

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暴走した

とうとう暴走してしまいました。

彼にも心配かけてしまいました。

仕事に入る前、彼からブログ書くよ!とメッセージ。

それから3時間後にやっと見れました。

現実の中の夢

 

読んでる最中に涙があふれ出し、

そのままトイレに直行して。

私もトイレの写真を彼に送ってしまいました(-_-;)

急ぎすぎたら夢は消えてしまいます。

今度会うときは普通のデートを楽しもう。

どっしり地に足をつけている彼についていきます。

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
お騒がせいたしました。
引き続き時系列ブログ続けます。

こちらを参照⇒夢の中の出来事

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現実の中の夢

朝起きると秘密のインスタをのぞく。
昼には2人のブログをのぞく。
Facebookでも、彼女の姿をさがす。
直接のLINEは、お互い気を使ってあまり送られてこないし、送らない。

頻繁なときには、インスタのコメントのリアルタイム交換。
そんなときには、直接のLINEも来たりする。

伝えたい、
話したい、
会いたい、
つながりたい、
という気持ちは、夢の中だけ。

そういう風に、気持ちは抑えているつもりでも、何かがつもる。
つもり溢れて、ブログを書く。
インスタにも投稿する。
Facebookにも密かなメッセージを埋め込む。

「夢」が現実にあふれ出している。

Continue reading “現実の中の夢”

現実と夢の狭間で

夢の中

とても心地よくて、カラダも心も満たされる

夢は切なく儚い

激しくまとわりつけばついただけ

その感触をまた味わいたくなる

麻薬のように溺れていく

横浜の逢瀬からまる1週間経ち

突然私の中で何かが弾け飛んだ

横浜の記憶を綴っているうちは

そんな感情は現れないと思ってたのに

それは彼が綴る記憶とともに突然やってきた

彼の想いを感じれば感じるほど

不安で不安で仕方なくなる

この夢はいつか醒めてしまうの?

このまま会えずに

来世まで待つの?

そんなことはないはずなのに、そんな思いが湧き上がる

Continue reading “現実と夢の狭間で”

婚外恋愛

婚外恋愛とは日常の結婚生活を続けながら、
それ以外のところで行う恋愛活動

お互いに家庭を壊すつもりもなく、
現実の夫や妻が嫌いなわけでもなく、
いまのままの生活は、いまのままでありたいと思いながら、
その環境以外で行われる、恋愛活動

日常の世界ではもう味わえない感情を、お互いで交わす
日常にはもう求めないことを、お互いが求めあう

それは、あたかも夢の中
現実とは別の夢の中

婚外恋愛に必要なのは

  • 相手の家庭をこわさないこと
  • 相手に多くを求めすぎたないこと
  • 相手に嫉妬をしないこと
  • 相手を好きになりすぎないこと

好きになりすぎた感情のために、
恋愛をしていくことが、
つらく、切なくならないようにすること。

ゆっくりと、はぐくむこと。

ひとは、異性や、親や、子どもや、友人や、恋人を
それぞれの感情で、愛おしいと思うことで、
強くやさしくなれるのだから。

いちばん大事なのは
相手を愛おしく思うこと。

横浜(最終回)

遠くに赤レンガ倉庫が見えてくる。

東京に生まれ育ち、東京で事足りて生きてきたので、「横浜」はさほど訪れたことがなかった。

横浜、赤レンガ倉庫。
連想されるのは往年の刑事ドラマだ。
歴史を感じさせる街なかのビルなども、その窓に探偵の姿を探したりしてしまう。

そんなことを話しているうちに、キラキラのライトアップが見えてきた。
否応なくこころがワクワクする。

このワクワクの中に彼女と一緒にいられることが、さらにワクワクをひろげる。

赤レンガ倉庫では、ドイツビールの店が何店も出店しており、一番奥にクリスマスツリーがかざられていた。

多くの若者達のなかで、クリスマスイルミネーションを楽しむ50オーバーのふたり。

わまりからは、会社の同僚にみえるだろうか。
仕事終わりに時間をあわせた長年の夫婦にみえるだろうか。

しょうじきどうでもよかった。
誰も知らない中で、ふたりだけ。周りにだれがいようと、どんなふうに見られようと気にならなかった。
むしろ、明るい出店の前で、キスをしてもいいくらいの気持ちだった。

クリスマスツリーの奥は、暗がりになっている広いウッドデッキがあり、その先には海がある。
ウッドデッキにも、海を眺めたりしている若者たちがちらほらいる。

「キスをしよう」

彼女にそう言って、キスをする。

イルミネーションと海の闇につつまれて、夢はまだつづいている。
いつまでも目がさめなければいいい。そんな気分になる。

ドイツビールとソーセージをつまんで、それぞれの今の生活や、いままでの経験などを静かに語り合う。

夢の時間は過ぎて、そろそろ目がさめる時間が近づく。

駅までの道をゆっくりとあるく。
途中ビルの中庭に喫煙スペースをみつけ一服。

そこのベンチにふたり並んで座って、遠くに観覧車をながめながら、横浜の夜景をぼーっと眺める。

次の夢がまた見えるように、ふたりは夢と現実の狭間で、夢と現実の境目を確認しあう。

電車でわかれる時。
高校生のように、彼女の乗る電車が出るまでホームに立つ。

電車が動き出すと、手を上げて、夢から目覚める合図をおくり、彼女の乗った電車をしばらくながめてから目を覚ました。

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横浜 V

普通のシティホテルのデイユース。
たっぷりあると思っていた5時間は、あっというまにすぎた。

シャワーを浴びながらも、また、つい始まってしまうのではないかと思うほどのみだらな時間。

外はまだ平日の日常が動いている。

服を着て、彼女のブラウスのボタンをはめて、キスをして、化粧をして、性に奔放な裸のふたりが、もとのふたりにもどる。

スカートとブラウスの彼女は、さっきまで僕の顔の上にまたがって、快楽をむさぼるように腰を振っていた。
そのギャップが、僕をにやけさせる。

彼女が僕に軽くキスをする。口紅を塗ったので気遣っているようだ。

激しいキスは、また次のおたのしみ。
そういうのも、なんだかいい。

どこに行くかも決めぬまま、チェックアウトを済ませる。

イルミネーションも見たいと彼女が言っていた。
赤レンガ倉庫のイルミネーションのポスターが目に入る。
そういえば、午前中のシーバスからみた赤レンガ倉庫は、夜には電飾を飾ったイベントが行われるようなセットがされていたのを思い出す。

オクトーバーフェストのような、ドイツビールのイベントが行われているようだ。

よるの散歩デートをかねて、歩いて向かう。
スマホの地図をみると、けっこう時間がかかりそうだが、夜の街をふたりで歩くのも、デートをしている実感を楽しむにはちょうどいい。

午前中のように、恋人たちがそうするように、手をつないでそこに向かった。

 

 

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横浜 IV

シャワーを浴びながら、備え付けのボディーソープを手に取る。

無香料といっても、ソープの香りが残る場合もある。

だけど、今日はたっぷり時間がある。
手のひらにソープを取って、両手で泡立てる。
全身に塗っても、帰る頃には香りが飛ぶだろう。

ソープの泡で彼女をつつみ、なめらかになぜる。
その後のことはよく覚えていない。

ときおりの記憶では、彼女をたたせ、その前にしゃがみ泡で遊んだ記憶。

そこからどうやってベッドにいったのだろう。
ねそべる僕の下半身に彼女がいる。
彼女の唇と舌の感触が、僕のすべてをはいまわる。
夢の中で、夢のような感覚におぼれる。

それから、体をあわせ、お互い顔をみながら愛し合う。

彼女を横に向かせ、後ろに向かせ、上に乗せる。

そんなことを何度か繰り返し、気がつくと腕枕。彼女の頭が僕の胸にある。

静かに、いろいろな話をした。
あまりに穏やかで、心地よく、時折居眠りもしたくらい心は平穏だった。

彼女の指が、僕の胸をいたずらに滑る。胸から腹に、そしてさらに。
すべてを彼女にゆだねている安心感。
彼女にふれらている安らぎにあわせて、そろけるような気持ちよさ。

何のきっかけだったろ。
そろそろチェックアウトの準備をしなくてはという時間に、突如ふたたび激しく炎が燃え上がった。

彼女におおいかぶさり、そっと挿入しゆっくりと動く。
それはまさに、ピッタリとフィットするここちよさだった。

50を越えて、じつは、ここのところ自分自身の体を思うようにできないことがある。

しかし、その時は、思うように彼女のなかで、彼女とひとつになれている。

自然と笑みがこぼれ、彼女も微笑んでいる。

体をぴったりあわせて、上下する。

まさに夢の中のできごとだった。

 

横浜 III

サンドイッチを手に、どこをどう行ったのか振り返っても分からないが、彼女に手を引かれて平日のオフィス街をあるく。

本来ならば男がエスコートするもの、というおごりや虚栄心などが一切ない。

自然に彼女に任せていられる安心感というか、すごく自然でいられる自分が、なんだか新鮮で、ありのままでいられる安らぎのようなものを感じて歩いている。

まるで、ずっと一緒に人生を歩んできたような感覚にさえなっている。

目の前にそれは現れた。デイユースプランのある綺麗なホテルだ。

ゆっくりとした時間を、今日はゆっくり味わえる。正午から17時までの、普段なら午後の仕事をしている時間を、たっぷりと彼女と過ごせる場所。

フロントで鍵を受け取り、エレベーターで部屋のあるフロアへあがる。

エレベーターを降りると、ルームクリーニングをしている、パートの方々が廊下でおしゃべりをいてる。

エレベーターから2人が降りると、あっという間にパートの人たちが姿を消して、廊下が静かになった。

平日の昼間のホテル。そこにいる2人の関係は、自ずとわかるだろう。そういう教育も行き届いているに違いない。そして2人も部屋に消える。

廊下にはまた、日常の平日が戻ったことだろう。

しかし、部屋の中に入った2人には、夢の中の世界がはじまる。

ドア1枚が隔てる、日常と夢の中。

夢を見るための境界線は、いつでも開けようと思えば開けられる、そんな薄っぺらいドアのようなものなのだ。

夢がはじまる。

彼女がブラウスのボタンを、きれいにかざったネイルでもどかしくはずす。途中からすべてのボタンを僕がはずす。彼女の気持ちをじょじょに解放させるように、ゆっくりはずす。

ボタンを外した後は、自ら現実を脱ぎ捨てる彼女を、ちょっと離れてベッドサイドの椅子から眺める。スリップ姿の彼女の全身をみながら、ぼくの現実も一緒に脱ぎ捨てられる。

彼女を抱きしめ、キスをして、全身をそおっと撫でながら、ゆっくりと残りの下着をすべて取り去る。

どこにキスをしたか覚えていないほどキスをする。

それから、ふらつく彼女を支えバスルームに。

2人でシャワーを浴びながら、彼女のすべてを眺めていると、彼女は僕を後ろ向きにさせる。

みられることが恥ずかしくなったのかな?と思っていたら、彼女が後ろから優しく抱きしめてくれた。シャワーの暖かさではない、もっと優しい暖かさが、体と心の両方を包んでいるようだ。

たまらなく、彼女の体に手を伸ばす

 

横浜 II

シーバスをおりると、そこはどこだろう。

繁華街というよりはオフィス街。
平日の午前中ということもあり、人もまばらだった。

山下公園は高校生くらいの時に、1度くらいは行ったことがあるような気がするが、景色が記憶の片隅にものこっていない。あの通り抜けた公園が山下公園だったのか。

タイムスケジュールにのっとり、添乗員然りの彼女に手をひかれてついて行く。
なんだか心地よい安心感がある。 Continue reading “横浜 II”