怖い

あの時のことを思い出すと

体がこわばる。

彼とのことを周知させてしまったと思った瞬間の恐怖。

怖かった。

彼の守ってきたものを

一気に崩し壊してしまったと、

取り返しのつかないことをしてしまったと。

怖かった。

とんでもないことをしたと、

ただ怖かった。

結局、それは私の思い違いだった。

そして、今、その恐怖は、

もっと違う事だったと気がついた。

彼とのことが誰かに知られること以上に、

彼を失うのが怖かった。

一緒にいることだけを考えてた。

失うなんて考えもしなかった。

考えないようにしていた。

ずっとふたりで歩き続けることだけ考えていた。

それが一気に崩れ去り、

一気に恐怖心に変わっていた。

そしてその恐怖心だけが、

まだ心の奥で燻っている。

不安がっている私のために、

明日彼が時間を作ってくれた。

会えばきっと落ち着く。

反省

彼が常に落ち着いた気持ちでいられるように、

彼がいつもゆったりとしていられるように、

彼がまっすぐ前に進んで行けるように、

私がいるのだと、

そうしていたいと思うのに。

彼の心を乱すのはいつも私。

私の心が暴走し、

彼がそれを制止しようとする。

それでも私は彼の前から消える

そして、彼が沈んでしまう。

会いたい時に会えない。

抱きしめて欲しい時に会えない。

それが私たちの関係なのに、

それを望んでしまうこともある。

揺れ動くのはいつも私。

彼に迷惑かけたくないと、

私が勝手に1人であきらめようと思ってしまう。

物事を深く考えすぎて、

まだ起きてない最悪の事態を避けようとする。

彼の言葉にハッとして、

引き戻されて、

彼の言葉を読み返す。

昨日まで入ってこなかった言葉なのに、

今は心の奥に染み渡る。

常に彼は私に一生懸命なのに、

それさえも見えなくなっているのは私。

彼はいつもそこにいる。

見失ってるのは私。

動揺すると、かえって思いもよらない結果を引き起こす。

それを心にとどめておかなければ。

そんな時、かけてくれる彼の言葉を

真摯に受け止めれば、

きっとこんな辛い気持ちになることはないのだ。

今はただ反省してるよ。

あなたはまだそこにいる?

やめようか

失敗したことで酷く落ち込んでる。

彼との事を周知させてしまったと、

勝手に1人で思い込んで。

自分を追い詰めて追い詰めて、

彼との事も諦めないといけないと、勝手に思ってしまって。

私の姿を見て、彼も落ち込んで。

やめようかって言葉が出る。

結局私の勘違いで、

だれも2人のことなんて知る由もないのに。

なんで、私はこんなに弱いのかな。

どうして、ふたりでいるのに強くなれないのかな。

あんなに幸せな時間を過ごしたばかりなのに。

前にはゆっくりと進めるのに、

落ち込んでいく速度は、なんでこんなに速いのかな。

そんな私を止めようと、彼が言葉をかけてくれても、

私の中に入ってこなくて。

そしてどんどん沈んでしまう。

辛い気持ちをわかってくれないと思ってしまい、

ただ、それだけで受け止められない。

ほんとうは、ちゃんと分かってくれて言葉をかけてくれてるのに。

幸せのヒートアップ。

でも、それはちゃんとヒートダウンしないと、

また足をすくわれる。

何度経験しても、それを繰り返す。

飛ばしすきないようにね、と彼。

そうだよね。

何かあった時、まるで一人ぼっちかのように落ち込むのをやめなくちゃ。

1人で思い悩むのやめなくちゃ。

お願いだから、

どんな事があっても、

わたしを離さないで。

しっかり抱きしめていて。

手ブラ

9時間のデイユース。

彼とふたりきりで長い間過ごすのは1ヶ月半ぶり。

そして身体を重ねるのも。

彼とのんびり過ごしつつも、

あっという間に時間が過ぎていく。

時々「バイアグラでものんでみる?」

なんて笑って話していた彼。

思うようにならないと言っていた。

だけど、そんな必要はないと思うし、

彼は十分に私の事を癒してくれてる。

ただ、肌を合わせているだけで幸せで。

でも、

この日は、いつもと違う事態が起こっていた。

カレは始終元気で、

果てる前に苦しくなってしまい、

ちょっと休憩しては、

またムクムクと………。

その繰り返しで、

私の方が限界を迎えて。

それでも、彼に触れられると、

また快楽の中に引き戻される。

そんな薬を飲んでいないのは知ってるし、

飲んだ人の話と比べると、

彼の状態は違うもの。

何時間も彼の汗を浴び、

私は全身彼の汗に塗れる。

彼の胸で少し眠り、

そして、また………。

もし宿泊でもしたら、

このまま朝まで、ってなるんだろうね。

もっと会いたいけど、

そんなに会えないからこそ、

お互い求め合うのだろう。

帰り際、彼にねだって、

「手ブラ」の写真を撮った。

乳がんの手術で、さらに小ぶりになった胸。

本当なら彼の手にスっぼり収まってしまう。

寄せて上げて、傷は見えないように。

この画像を見ただけでは、

乳がんだなんてわからないだろう。

画像はこのブログのメディアに残し、元の画像は削除した。

それでいい……。

大切にされるということ

彼が今までの仕事以上にサポートしてくれている。

もちろん、それは私にだけではなく、

他の人にも同じ。

そのサポート力や、人間味ある行動は、

周りの誰しもが認めていること。

そして、私も、そんな彼の姿を初めて目にした。

まず、誘導する時に腰に手を当てるのは、

私にだけじゃなかった(笑)

でも、それは本当に彼の真の優しさなのだと、

嫉妬で心がチクリとしながらも、

微笑ましくもあり、

普段の彼は私といる時と変わらないことが嬉しかった。

ある方に言われた。

「○○さん、あなたのことすごく大切にされてるんですよ。」

彼との理無い関係を知らない共通の知り合い。

そう言われて、一瞬ドキッとした。

その後の話で、

その人がなぜそう思ったのかがわかった。

それは変な勘ぐりでもない。

彼の思いは、その方の想像をこえるものではあるだろうけど、

それをすんなり受け止めるのは、

普段の彼からも滲み出ていることなのだろう。

それでも、彼が私を大切にしてることを

他の人から耳にするのは、

何ともくすぐったくもあり、

とても嬉しくもあり……。

ただ、もし彼が、

誰かに私のこと好きでしょ?って聞かれたら、

すんなり認めてしまいそうで、

ふたりのことがすぐに周知されてしまいそうで、怖くもある。

どうか、もし、誰かが勘づいたとしても、

それを知りながらも、見て見ぬふりをしてくれますようにと、

都合のいいことを思ってしまう。

そして、彼に優しく触れられたいとの想いがつのる。

彼の優しさを独り占めしたい。

彼に大切にされていることをもっと体感したいと…。

選択

彼とたくさんの人が集まるイベントに参加。

彼と共通の知り合いが増えた。

そばにいるのに人の目を気にして触れられないもどかしさ。

隣に座る彼が時々、私の腕に触れる。

私は手を座席に置いて、

彼のひざ裏あたりを触れる。

ほんの少しだけ触れるだけでも得られる安心感。

これから多くの人に囲まれて会うことが増える。

こっそりふたりで会う時間以外に、

彼に会える時間が増えていく。

こんな深まり方もあるんだな。

彼が私をそばに置いておきたいと思ってくれていることが何よりも嬉しい。

ふたりで見る夢、

そして現実社会でふたりで掲げる夢。

夢が目標になることを選択し、

選択した道を歩き始めた。

すごい世界にふたりで辿り着けたと思えるのはまだ先だろう。

でも、それは、きっと実現する。

婚外恋愛は変わらない。ずっと。

お互いの家族がさらに幸せになる道を

ふたりで選択できたと思ってる。

そして、ふたりはさらに幸せに。

太陽

時々彼の気持ちを見失う

そこにいるはずの彼の気持ちが

私の方に向いていないのではと不安になる

だけど、それは私の思い過ごしで

「ここにいるよ」と言わんばかりに

ふっと私の前に湧いて出てくる

彼はどこにも行ってないし

真っ直ぐ私を見つめてる

でも、私からは霞がかかったように見えなくなる

曇りの日

雲で太陽が見えなくても

空の上にでは太陽が輝いている

彼はそんな存在なのだと思う

感傷に浸る

子供の結婚式による子供ロスな連休。

そこに加えて、

転生ものの映画や観劇、音楽まで耳に入って、

すっかり感傷的になってしまってる。

たまに崩れる気持ちのバランス。

自分に嘘をつかない人生が正しいとは限らない。

でも、

自分の気持ちに嘘をつく人生も正しいとは限らない。

足元がふらついていては、理ない仲を続けられない。

そうして以前の想いを読み返す。

彼と決めた婚外恋愛の覚悟を貫くために、

たまには気持ちのバランスが崩れるのも大切なのかもしれないと思う。

罪悪感と背徳感

開き直らない。その大切さを忘れない。

不足してる

彼と最後に肌を合わせてから1ヶ月。

その間、2度会っていちゃいちゃくらいはしたけど、

やっぱり1ヶ月になると、正直彼の肌が恋しくなる。

彼の張りのあるたくましい腕。

吸い付気合う肌。

彼の想いが注ぎ込まれる感じ…

この歳になっても、人肌が恋しくなるなんて。

次に彼に会えるまで2週間。

そんなに耐えられるだろうか。

「キミが不足してる」

彼の気持ちが伝わってくる。

普段、彼は私の名前を口にしない。

文字で名前をよばれるだけでも、ドキッとする。

たったそれだけだけど、

私の中の、彼の不足感が癒されていく。

週末にはとても大事な行事があって、

今週はずっとそのことで頭がいっぱいだった。

気持ちだけでも、

想いだけでも、

常に彼と繋がっているのだと思える。

それがとても幸せ。

彼だから

もし彼に再会するのが10年早かったら…

でもすぐに、考えても意味のないことって思い直す。

さみしくなるだけ。

きっと悲しい思いをしてるだろうな。

今だから。

今で良かった。

そして、再会したのが、違う人だったら。

あの子だったら?

あの人だったら?

でも、やっぱりそれもない。

激しい恋をして、

失恋をして、

そしてそれを乗り越えて。

再会しても、ありえない。

彼は、

彼とは恋愛をしていないから。

心の片隅にいたのに、

恋愛とは違う繋がりを感じる。

なんだろうな、この安心感。

彼に会えなくて、さみしくなって、

彼にぼやく。

「だいじょうぶ!」って彼から返ってくる。

彼にそう言われると、そんな気になれる。

ただ、彼が好き。

彼に仕事のことで褒められれば嬉しいし、

助けて貰えば嬉しいし、

彼がいるから前に進める。

彼がいるから明るくいられる。

彼だから、私のことをそうさせる。