彼女とのアニバーサリー

一年前、彼女と数十年ぶりに再会した。

その数日前にSNSで彼女とつながった。

久しぶりと彼女からメッセンジャーが来た。

高校の時も、就職して再会した時も、彼女のことは気になっていたが、なぜか彼女と付き合おうという気持ちにはならなかった。

今思えば、その頃はまだ、その時ではなかったんだと思う。

メッセンジャーで、離れていた期間のお互いの話や、今どこでどんなことをしているかのやりとり。

離れているが会えない距離でもない。

今度デートしようね。

何気なく誘って、LINE交換。

つながりが一段深まった。

そして、このブログが始まった。

1周年

彼と再会して丸1年たった。

彼と1年前のやり取りや待ち合わせの時のことを思い出す。

私が着ていた服も彼が着ていた服も覚えてる。

彼との会話も、何を食べたかもよく覚えてる。

まるで昨日のことのように。

彼の働く街で軽く飲んで、

沢山話した。

そして、当初の再会時のブログ書いていないことを思い出した。

駅までの道のり、彼が手を繋ぎたいといい、

手を繋いた。

キスしたいとも言ってたけど、それは受け流した。

酔っ払っていたわけでもない。

高校生同士に戻ったかのように、

手を繋いで笑いながら歩いた。

駅のエレベーターで彼が私のお尻を

つついたり、撫でたり。

彼と何かが始まるという感覚はなかった。

でも、これからたまに会えたら楽しいだろうなと思った。

それから1週間後、私たちは結ばれた。

1年前の彼との再会を思い出すだけで、

胸がキュンとする。

すごく会いたい。

彼のことが好きで好きでたまらない。

好きすぎて涙が出てくる。

優しくて、

一緒にいるとあたたかく包まれて、

甘えたり甘えられたり。

今はただ見つめあって、

彼のたくましい胸に触れ、

包み込まれたい。

昨日、ほんの少しだけ会えた。

彼が、どうやって私に触れようか試行錯誤している様が可愛いかった。

しばらくお互い忙しくて、ゆっくり会う時間が持てそうもない。

でも、こうしてほんの少し会えるだけでもしあわせ。

ほんの少しの時間でも、

彼の優しさを感じることが出来れば、

私は大丈夫。

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であい(moon)

再会(star)

メンタルちっくなこと

ここ数日、メンタル面がやられてるような。

緊張やプレッシャーを感じる事が多かった。

ストレスからの不安症を避けるために、

そうならないようにすることで、

結局逃げ腰になってしまう。

それを指摘されてまた落ち込んで。

そんな私に彼がエールを送ってくれた。

SNSで私に届くように書いてくれたその内容は、

しっかり私の心に届いた。

悩みや不安は誰にでもある。

自分だけじゃない。

克服するためには自信が必要。

いちいちプレッシャーに押しつぶされないようになる、物理的な方法をやらなくちゃと思う。

情けないことにずっと心臓がバクバクしてる。

なんでこうなるかと考えるより、

そうならないために何をするかなんだろうな。

それができたら、

全てのことがうまくいきそうな気がする。

彼にはたくさん吐き出しちゃった。

多分、この感じ、連鎖しちゃってるかもしれない。

大丈夫かな?ごめんね。

彼に出会ってから変わったこと

仲の悪かった5才下の妹。

最近はいい距離感を保てていて、

お互いの言動が気にならなくなってる。

妹のせいじゃない。

私がギスギスしていたのだと思う。

でも、彼に出会ってから私は、

妹とのいい距離感を体得した。

私自身が穏やかな気持ちになってるからだろう。

過保護になりがちだった息子へも、

ベッタリし過ぎない関係になれた。

それは、私の気持ちが彼に向いてるから。

婚外恋愛は、

2人の想いがぶれなければ、

自分自身にいい影響を与えて、

自分自身が変わることで、

他との関係も改善するものだと思う。

何をどう言っても婚外恋愛だけど、

そのおかげでと思えるものがあるのは、

とても大切なことかも、と思う。

彼に感謝。

1年前

高校時代の友人に何十年ぶりかで再会した。

それから数年して、彼女がSNSを始めた。

そして彼女の先に、彼を見つけた。

「久しぶりだね」とメッセージをしたのが、

ちょうど1年前の今日だった。

そしてすぐに会う約束をした。

SNSで古い友人など繋がった人は沢山いる。

でも、実際に会うのはひと握りの人。

「そのうち会おうね」って社交辞令で終わる人の方が多い。

でも、彼との再会への流れは、

そうではなかった。

今だからわかる。

私も彼に会いたかった。

社交辞令で終わらせたくないという気持ちがあった。

この1年、ふたりの深い縁を感じる事が沢山あった。

高校時代、社会人……と時を経て、

出会うべきして、出会うべき時に出会った。

そして1年。

新しい飛躍の道が開けてきて、

ポジティブな方向に向かってる。

夢の中は夢の中、婚外恋愛は変わらず、ふたりで踊り続けるだろう。

そして、現実でも、地に足つけて同じ道を歩み始めた。

不安がらず、

浮き足立つこともせず、

ごく当たり前のように過ごせたら。

それが今の私の想い。

彼と夫が会ったことで。

ふたりの関係を知る由もない夫に彼を会わせたことで、

正直なところ夫に対して思う心境は何も変わらなかった。

ひどい妻だと思う。

そんな無慈悲な私を彼はどう思うだろう。

彼は、

彼は私の夫に会ったことで、

何か心の奥底で変わってはいやしないか。

もし、何か心境の変化が生じたとしたら。

彼にまだ見えてない心境があるかもしれない。

もしかして、私にも。

だとしても、それがふたりにとって、

これから見る夢の続きがより素敵なものになるように。

今はただそう祈るだけ。

次にふたりで会うとき、

彼と夫が顔見知りになってから初めてになる。

お互いにどんな心境になるのだろう。

彼と夫と私と

少し遅れてきた彼に夫を紹介する。

「高校の時の友達で、仕事でもお世話になってる〇〇君。」

「写真見せてもらったことありますよ。」

夫の反応はいい。

「写真見たんですかー。ははは」

夫がいても、彼の声に心がキュンとなる。

彼も夫もににこやかに挨拶してる。

私を挟んで左側に彼が座り、

右側に夫が座る。

この不思議な感じ、現実なんだろうか。

彼の彼女というフワフワした気持ちと、

夫の妻であるという落ち着いた気持ち。

その気持ちが始終交差し続ける。

もしかしたら、

彼との今までの情事は、私の妄想で、

本当に夢の中の出来事だったかのような不思議な感じにおおわれる。

糸がほどけて何ヶ月も前から預かっていた、

私とお揃いの彼のブレスレット。

修理して彼に渡すも、同じものを私が持っていることを夫は知ってる。

だから、袋に入れて、

「直して来ました。」と夫の前で渡す。

「ありがとうございます。」

わざわざ今日じゃなくてもと思うけど、

彼に、夫の前で渡す理由。

彼は気づいているだろうか。

夫がいても彼を想っているという、私の想い。

こうして彼と夫の初めての対面が終わった。

彼の気持ちが心配だった。

彼はどんな風に感じているのだろう。

できることなら、夫を帰し、

彼に寄り添いたかった。

そんな感情だけを置き去りにして、

夫とふたり帰路についた。

彼の知り合いになった夫。

いつかふたりで飲みに行っちゃったりするのかな。

昂まる緊張

彼の緊張がLINEの文字から伝わってくる。

彼もまた緊張の面持ちであろう。

彼は初めて、

夫婦でいる私を見る。

誰かの奥さんだという現実を目撃する。

その想い、逆のパターンは私には想像を絶する。

彼は夫にはやきもちはやかないという。

でも、私はちがうから。

そこは、まだ割り切れていない部分でもある。

でも、それで自分の想いを測っているところもある。

私がやきもちをやかなくなったら…。

それは今はやめておこう。

やきもちはやかないという彼とはいえ、

それでも、私は彼と夫の間で、

彼の気持ちを考えてしまうのだと思う。

10年も夫婦をしていれば、

夫婦間に流れる独特の空気がある。

人前でベタベタすることは無いにしろ。

今は、夫に彼をあわせることよりも、

夫に彼との関係がバレないかと心配することよりも、

彼がどんな気持ちになるかということが、

それが一番の気がかり。

ただ、はっきりしてるのは、

私が二人を見比べることは無いということ。

それだけは、はっきりわかってる。

彼女のダンナと

彼女の旦那さんと初めて顔合わせをすることになった。

今までは知らない人の奥さんだったけど、これからは知ってる人の奥さんになってしまう。

どんな心境になるのだろうか。

それよりも、彼女に直してもらっているお揃いのブレスレットが、直ったからってその場で渡そうとしていた彼女。

そんな素直さも可愛いけど、そんな無防備がその場で出ませんように。

彼は…夫は…

今日のことを頭の中で何度も何度もシミュレーション。

夫に彼を紹介するときのこととか。

夫は彼の存在を知っている。

もちろん、ふたりの今の関係は知らない。

夫は私に尽くしてくれているし、

夫婦仲もいい。

私の中で、はっきりと、

夫は夫、彼は彼の形が出来上がってる。

夫がこうだから彼に…というものもない。

まずは、今日が滞りなく終われることを願う。

しっかり、私!