ミナトミライ③~1ヶ月ぶりの。

9時間もホテルの部屋にこもっていたとなると、やった事の前後があやふやになる。

どのタイミングで何をしたのか、

あのプレイはどの後だったか。

お弁当を食べたあと、

少しおしゃべりをしていたと思う。

彼に教えてもらったアプリゲームを一緒にやった。

いつも思うのだけど、本当に彼は優しい。

私を急かすこともしない。

私に対してイラッとしたりもしない。

やりたいようにやらせてくれる。

ゲームしているだけでも、

彼の優しさに触れて、

彼の肩にもたれかかり、

ベッタリくっついて甘える。

お風呂入ろうかって立ち上がったところで、

また彼に置き戻される。

彼に身を委ねる。

とろけそうになるところで、

ほら、お風呂入ろうと抱き抱えられて立ち上がる。

彼の、彼自身がそり立っていて。

1ヶ月以上ぶりに彼と肌を合わせた私はもう抑えがきかなかった。

「お願い。欲しい。」

そして彼はにっこり笑って、

私をベットにそっと寝かせてくれた。

彼がゆっくり私を揺らしはじめ、

動きが徐々に早くなる。

朝から汗だくになって歩いていた彼の頭や顔やら、胸やら、

汗が吹き出し私に滴り落ちる。

私の髪や顔や胸やお腹と、

彼の汗で包まれる。

彼をぎゅっと抱きしめると、

まるで水の膜に二人で包まれているようだった。

彼の肩にキスをして舐めた。

彼の汗ならかき集めて飲み干すことだってできる。

だけど残念ながら、それは果たすことなく、

彼とお風呂で汗を流した。

ミナトミライ②

ホテルのチェックインを済ませ、部屋に入る。

彼と備え付けの空気清浄機を設置したり、

買ってきた飲み物を冷蔵庫に入れたり。

バックを入口のドアの近くのクローゼットに入れていた時だった。

彼に両手を掴まれてドアに押し付けられた。

首にキスをしながら、

ワンピースの裾をたくしあげる。

ブラのホックをはずし、

唇をあわせる。

いつの間にか開放された私の手は、

優しく彼を抱きしめていた。

スリップ姿のまま、湯船にお湯をため、

その間に買ってきたお弁当で昼食を済ませる。

その間に、彼が私の服をクローゼットにしまってくれていた。

2人で食べる横濱のお弁当。

一口一口、味わいながら食べる。

昔から食べ慣れているお弁当。

彼と食べるだけでとても特別なものに変わる。

きっとこれからも、在り来りな物でも、

彼と共に過ごすことで特別なものになっていくんだろう。

__________________________

彼のことが好きで好きでたまらない。

好きすぎて理由もなく涙が溢れる。

でも、それは悲しいからでもなく、

寂しいからでもない。

ただ嬉しくて。

彼の存在そのものが、ただ嬉しいだけ。

ミナトミライ①

彼が少し遅れると言うので駅前のカフェで待つことに。

ほどなくして、頭をポンポンと叩かれた。

いつも彼は私に近づく瞬間、気配を消す。

叩かれて振り向いた時には、既に彼は消えていた。

カフェのエアコンが効きすぎて寒くて、

彼に早く飲み物を飲むよう促して、カフェを出た。

外はとても蒸し暑い。

夜、本当に雨が降るのかな。

彼と運河沿いを歩く。

たまにお尻を撫でられ、胸をつつかれ。

手を繋ぐと私にいたずらできないから、

すぐ手を離されてしまう。

川沿いのベンチに座り、会話を交わした。

その後、どうしても彼と行きたかった宝飾店へ。

たまたまネットで見つけた、私と彼を表したかのような月と星のモチーフのリング。

彼に付き添ってもらい、リングを購入した。

彼と私は同じ星座で同い年。

誕生日ももうすぐくる。

ショップで、何かの記念ですか?と聞かれ、

誕生日なのでと、咄嗟に答えた。

買い物のあとは、横浜ならではのお弁当とお菓子を買って、

彼と私は9時間デイユースのホテルに向かった。

夢と現実

実はここ数日、ずっと気持ちが高ぶったまま。

ずっとこのまま彼への想いに埋もれていたい。

まるで現実が夢のような、

逆転してしまったかのような感じがする。

早く、夢から現実に戻らなくちゃ。

ずっとずっと一緒にいるためには、

好きすぎることも、

愛しすぎることも、

恋しすぎることも、

求めすぎることも、

そっとおいておかなくちゃ。

再会まで20余年

高校生の時の友達で、

偶然会社では同僚になり、

寿退社後、そして30歳の時街中でばったり会った。

その時は、私は子供を連れ、彼は赤ちゃんを連れていた。

それから20余年しての再会。

なんで、若い時あなたを好きにならなかったのかな。

と、呟いてみた。

何をいまさら。

と、返ってくる。

今更だから言えるんだけどね。

あの時はまだふたりの絆は育めなかった。

偶然が重なり、

そして再会したから、

それに意味があるんだと思い直す。

再会するまでの20余年。

お互い様々な経験をしてきた。

そのひとつひとつが今のふたりを育んできて、

だからこそ好きになったんだね。

いらぬ心配

先日彼が来てくれた駅近へ再び。

途中ぽっかり時間が空いてしまって、

彼と一緒に会員になったネットカフェに今度は1人で入ってみた。

彼が心配している。

「一人部屋でエッチなことすると隠しカメラで取られちゃうから注意(^_^;)」

AVの見すぎね(笑)

もちろんそんなエッチな気分になる暇もなく、

仕事をしていたらあっという間に3時間経ってしまった。

彼に仕事の相談をしながら進めていく。

ひとりでネットカフェにいても、

彼と繋がっているせいか、

それはそれでデート気分を味わったような。

簡単に会える2人ではないから、

そんなことも大切なデートの方法なのかも。

そう考えると、一つ一つのことが愛おしく思えてくる。

そして、ひとりネットカフェにいる私を

彼は寂しくないかと気にしてくれてたのだと思う。

途中、お昼休みにパタッとLINEが止まった。

その理由がSNSにアップされる。

会話でその事に触れることはないけど、

そんな風にお互いの状況連絡が日常的に行われて、

それをそっと見守り合う感じがすごく好き。

全ての用事を済ませて帰宅した。

彼が来てくれた場所は、特別な場所になっていた。

ひとりでもそこに行くのを嬉しく思う。

恋をしていると、

嬉しいこと、幸せなことを見つけるのが楽しくなる。

まだ火照ってる

昨日の彼とのデートはゆったり時間をとった。

港を歩いたり、ショッピングを楽しんだり。

そしてデイユースで何時間も過ごした。

帰り際、とてつもなく寂しくて、

あえて、すっきりと駅で別れることにしてみた。

家に着くと心地よい疲労感で眠くて。

でも、気持ちが高ぶっていてなかなか寝付けなかった。

気がついたら朝に。

寝付いた後はぐっすり熟睡したみたい。

何日か恋しくて切なくなりそうな気がして、

それが怖かった。

だけど、不安はよそに、未だに気持ちが高揚してる。

寂しさはみじんもなくて、

満足感で満ちている。

彼との会話、彼の優しさ、いっぱい甘えて、そして身体いっぱいの満足感。

全てに包まれて、今、本当に幸せ一杯。

また、ゆっくり、今回の横浜デートのこと綴ってみよう。

大切な、大切な思い出を。

彼の好きなところ

ちょっと真面目な話。

婚活中でマッチングアプリで実際に相手に会っているという人と話す機会があった。

何人かと会っての感想。

「会った男性、みんな初対面の私に仕事の愚痴をこぼすの。だからどうしたいの?って感じ。異性としての前に、人間として魅力を感じられないの。」

その話を聞いて、彼と再会した時のことを思い出す。

確かに彼は悩みを抱えていた。

久しぶりに会った私に、

彼は悩みを打ち明けた。

だけど、その内容に嫌な感じはしなかった。

それは、その悩みに対して、ある行動を起こしていることも話してくれたからだろう。

悩みを解決しようとしている。

悩みながらも得策を考えている彼を応援したいと思った。

その後、何度も会っているうちに、

仕事の愚痴も話すようになった。

でも、それも、だからこうしてるんだという、彼なりの解決行動をしていた。

誰しも悩みや愚痴はある。

それにどう向き合っているのか。

ただ、あれこれ悩んだり嘆いたり、誰かのせいにして文句を言ったりしていても何の解決にもならない。

でも、それに向かって何らかの行動をしている彼に好感を持った。

だからなのか、彼の愚痴は聞いていても苦にならない。

だって既に前向きな話に変わっているから。

彼の話を聞いているだけで、

反省したり、共感したり、感心したり。

そして、なぜだか心が軽くなる。

なのに。

なのに私は、

職場や家庭でのちょっとしたイライラを

ただ彼に放り投げてしまう。

そんな自分が嫌になってしまう。

もっと成長したいなら

好きな人の好きなところを真似をすればいい。

それがわかった時、

彼に送ったLINEを既読になる前に削除した。

感情的なただの愚痴は、私の嫌なところを見せるだけ。

解決策も考えず、愚痴を言う自分にただ落ち込むだけ。

感情に任せて話さない彼。

簡単なことじゃない。

頼りなさそうに見えたのは、

そうやって神経質なほどに考えて、

それをまわりに悟られないように、

いつも笑みを浮かべていたから?

彼の笑みに安心するのは、その笑みに隠された彼の包容力を感じるからなのかもしれない。

私の住む街へ

彼と私の平日オフが重なった

私もオフとはいえ午前中用事があって

夕方にはもう一件用事が入ってる

そんなことを考慮してくれた彼が

私の住む街に来てくれることになった

住む街といっても

用事の場所は

自宅からは車でも1時間かかる

彼に駅に隣接する喫煙所を慌てて書いて送信

ざっくりすぎて

すぐに見つけられなかったみたい

私が用事を済ませた時

彼はカフェで待っていた

いつもの風景に彼がいるのが

とても不思議な感じだった

4時間、どこで過ごそうかと悩んだすえ

駅前の個室のあるインターネットカフェで過ごすことにした

部屋に入って並んで座って

私から彼に触れる

彼の唇は相変わらず柔らかい

口髭も柔らかくて癒される

キスをして

その感触を確かめ味わう

映画を見ながら

彼が私の身体をまさぐる

指が私の中に…

と思っているうちに動かなくなった

彼はウトウトしているよう

安心したのか

心地いいのか

そんな彼を愛おしく思う

そのまま彼の頭を抱いたまま

額に唇をおとす

帰り彼に甘えて

送ってもらった

バスで並んで座って

郊外の風景を楽しんだ

私は自宅近くのバス停で降りた

そして彼はひとり終点まで乗って

私の普段使っている最寄駅から電車で帰った

いつもの生活している風景に彼がいる不思議

私が普段見ている景色を彼も見ている

少し物足りないような平日デート

たくさん話して

彼に触れて

8月に丸1日会う約束もある

9時間のデイユース

今日の悶々とした思いも重なって

濃厚な1日なるんだろうな

ときどき

彼に忘れられちゃってるなぁと

思うことがある

彼は考えることが沢山あるからなぁ

一緒に寝るって

LINEして

ただいまを待ってた

勝手に自分でそうするって言っただけ

結局3時になっても連絡こなくて

私も眠くて眠くて寝ちゃった

彼が仕事している間

私も起きて仕事してるよって

それが伝わっていればいい

彼が眠りにつけたならそれでいい

自己満足も必要な感情

夜の帳を一緒に過ごせても

暁を一緒に過ごすことはない

だからせめて

時空を超えて感じたい

永遠の誓いを立てられるわけでもなく

だからこそ夢の中で…