優しさに包まれた穏やかな時間

今年初めて彼に会う。

待合せ場所で彼から電話が来て、

彼の優しい声を聞いた。

夫が左に座り、彼が私の右に座る。

上着を彼との間の隙間も覆うようにしつつ、

膝にかけた。

もう誰からも見えない。

右手をそっと彼の太ももの下に滑らせた。

それに気づいた彼は、

そっと私の手を握ってくれた。

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明日彼に会える

2週間ぶりに彼に会える。

他の人や私の夫も一緒だけど、

それでも顔を見て言葉を交わすことができる。

きっとよそよそしい挨拶になるんだろう。

でも、そんなわざとらしい素振りもドキドキで

ちょっとしたプレイみたい。

ただ、その仲間たちも含めて会うのは当分ない。

彼は頑張っているけど、

私は頑張れなくて。

それに年末にやらかしてしまったことの修正が待っている。

それを仕上げてから

また考える。

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歯をくいしばる彼女

歯を食いしばりすぎて
歯医者にいく彼女

気持ちよくて 歯をくいしばりすぎたって

たしかに しつこいくらいに
毎回長く続け過ぎかな

ある日は
顔の上にまたがったまま 左手で背中をそっとなでられて
右手は後ろの穴と前の穴を刺激して
ベロはその前の突起
そおんまま延々と たえまなく ゆっくり
またがっていられるうちは やめない

ある日は
ゆっくりいれて
ゆっくりゆらして
ときどき早く そしてとまる
そのまま いれたまま
しばらくおしゃべり
おしゃべりしながら ゆっくり動き出す
それを30分位かな くりかえす

こんどは
どんなじっくりしたことしよう

朝5時に起きて外に出る。

とても暗くて足元も見えない。

日の出まであと2時間ほど。

それにしても暗い。

空を見上げると、

月が出ていなかった。

星がひとつふたつ輝いているものの、

月がいない。

星の数からしてみて、

厚い雲も出ているのだろう。

もしかしたら、月はそこにいるのかもしれない。

ただ、雲が隠しているのかも。

そこにいるのに、見えない。

見えるのは寂しく光る星がひとつ。

月明かりがないというのは、

こんなにも暗いものなのか。

2019想い

ネット配信のドラマを観て、

彼と感想を話した。

彼の想い、私の想い。

各々抱える想いがある。

みんな色々抱えてる。

自分だって色々あるけど、

やっぱり彼のことが心配で。

ひたむきに頑張る彼が好き。

ひたむきでまっすぐで、

周りのことを常に考える彼が、

この上なく愛おしい。

彼の悩みは少しずつ改善に向かってる。

それは彼自身が努力して解決していってること。

それをずっと彼の側で見てきた。

そんな彼を見ていられる事を誇りに思う。

本当は、もっともっと近くで、

この目で見ていたい。

それは叶わぬ事だから、

想いを寄せて心の目で見つめ続けるだけ。

彼の目標も1年かけて一歩一歩進んでる。

それを肌で感じられるだけでとても嬉しいし、

幸せだと思える。

今年も、1年終わる頃には、

また彼の大きな前進が、

大きな変化が待っているから。

それをそっと支えて行くのが、

私の役目なのかもしれない。

そして、私もそんな彼とともに、

飛躍していこうと心に強く誓うだけ。

新年

元旦から風邪をひいて4日間寝込んでしまって。

熱で朦朧としている頭の中で、

様々な想いが頭をよぎった。

休日診察に出かけた以外、

全く家から出なかった。

正月気分もなにもなく、

きっと今年のお正月はなにも思い出せないままだろう。

寝ている間、

熱でうなされて気も沈んだまま。

立ち直れる日はきっと来ると信じて、

ひたすら寝てた。

彼への想いが溢れるともっと辛くなる。

極力彼と連絡とらないようにする。

頼れるのは夫だけなのに、

夫にも苛立ってて、

気持ちが穏やかになることはなかった。

今日は彼が前に話していたドラマを朝からネット配信で見た。

見終わった後、感想を彼に話す。

そこで彼が今日仕事始めだったのを知った。

それも、もう夕方になってから。

月曜日から仕事だって勝手に信じてて、

仕事始めなのに頑張ってって声もかけずにいたなんて。

去年とは違う体の不調の辛さのお正月。

気持ちも敢えてフェイドアウトさせてた。

明日からは、彼にもいっぱい甘えちゃおう。

でも、彼は明日はお休みだから、相手してくれないか。

それでも、信じていた通り、

体調が良くなって、心も立ち直ってる。

今年やり遂げたいことをしっかり頑張ろう。

去年やり遂げられたことの感謝のお礼を済ませたら、

また、新たな目標に向かって歩くことを報告しなくちゃね。

ゆく年くる年

紅白を見て、

全てが彼と重なってずっとうるうる。

彼と生きたこの1年。

彼なしでは考えられない1年。

心の中は彼でいっぱいで、

ただ涙がこぼれて。

彼とのことはタイミングに任せ、

それでもお互いの想いが重なって、

約束した日に会えてきた。

彼が元気で明るく前に進んでいるのが嬉しい。

そして私も前向きに元気になる。

来年は、

来年も、

そんな風に前に進もう。

それぞれの立場で、

時には共に、

飛躍できるよう、

しっかり地に足つけて、

駆け出すことなく、

しっかり歩んでいこう。

1年ありがとう。

今年ももよろしくね。