シアワセ

サガンの言葉より
「幸せとは、自分のしていることを決して恥に思わない状態です、誇りを持つのでもありませんが恥にも思わないのです、心地いいと感じるのです。遊ぶこともそうです、好きな人と話をするのも。それから、海、太陽、草……」

彼と婚外恋愛していることは私にとって幸せなこと
もちろん世間に知れてはいけないことだけど
それは恥ずかしいからじゃない
恥だなんて思いません
心地いいもの・・・
それに尽きるのかもしれません

来週会えるかな・・・。
すごく会いたい・・・。
ただ彼と、彼と私だけの時間を過ごしたい。

時々、彼を独占させてもらえたら、
そして、時々、彼だけの私になれたら。

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ふたりのペース

恋焦れてどうにもならなかった彼への想い
溢れだしていた想い

ゆっくりずっと・・
そう決めて
暴走した時はなだめ
落ち込んだ時もなだめ

そんな激しい想いも
様々な感情をのりこえて
やっと日常の中の一齣に落としこめたような気がする

SNSの裏アカウントで
同じような境遇の人たちと出会い
彼へのぶつけようのない気持ちを呟いて
自分の心の中を冷静に見つめられるようになった

夫を愛し
彼を愛し
夫から愛され
彼から愛され
そして彼と私の家族をそれぞれが愛し
円満な幸せな家族であることを
互いに願う

それなのに

肌を合わせることで
気持が高揚し
お互い求めあいすぎて
会えない時間が
切なくて
寂しくて

出会いから猛スピードでここまで来てしまったのかもしれない

お互い
それぞれが辛い時間を乗り越えた
ゆっくり
時間をかけて
進んでいこう
私たちのペースを見つけられたような気がする

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罪悪感と背徳感

一度は訪れるであろう罪悪感と背徳感の大きな波
それは突然現れて
自業自得と思いながらも傷ついて
もうダメかもと諦めかけた
その波は彼のことも飲み込んだ
彼も深く傷ついて
いろんな感情に飲み込まれ
彼も諦めかけていた

私が落ちている時彼もどんなに不安だったろう
彼が落ちてる時
自分が落ちている時以上に不安で不安で

罪悪感と背徳感
これを忘れたら婚外恋愛は成立しないと
それは忘れてはいけないんだ

罪悪感と背徳感
それ以上に彼を失うことの方が堪え難い

開き直っているわけでもなく
家庭を顧みないわけでもない

家族を大切に思い
配偶者を愛し
それは変わらず
いや、そうあるために

彼が私の心の拠り所
私は彼の心の拠り所

婚外恋愛をするために
開き直らないことが大切なのだと
今は思う

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ゆっくりとのんびりと

予約していたデイユースホテルにチェックインして彼を待つ
30分もすると彼も到着した
彼が部屋に来たら飛びついてキスしようとたくらむも
彼の「ただいま」に照れちゃって
「おかえり」って迎える

作ってきたお弁当を広げて
彼と一緒に食べる
さながらピクニック気分で楽しい
お茶を淹れているとき
やっぱりお尻をまさぐられ
こぼしちゃう!と叱っても彼は笑ってやめてくれない
もう慣れたけど。
世間話をしながらベットの脇に座ってお弁当を食べる
そして食後は彼に相談していた仕事の打ち合わせ
彼はこんな風に普段も丁寧に優しい口調で仕事をしているのだろう
彼と仕事ができたらどんなに楽しいだろう

思い返しても私は優しい彼しか知らない
高校時代も彼は優しかった
苛立つこともなかったと記憶している
そのまま変わらぬ彼が
私の目の前にいる

彼との情事も同じで
ただただ彼は優しい
激しくもその優しさに
体も心も満たされる

彼の悩みを共有し
彼の思いを共有する
少しでもほんの少しでも
彼の支えになれればと深く願う

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step by step

まずは1歩前進
心も少し解放されたかな

一水四見・・っていうのかな
それぞれの立場や環境で解決方法は違う

今度のデート

彼に沢山ご褒美あげよう
彼は沢山いじってほしいみたい

どこいじる?
あんなことして
こんなことして

最後は私がいじられて

彼の気持ちが平穏ならば
私も平穏な気持ちになる

落ち着いたところで
この前のデートの話書こうかな

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おもい

骨身にこたえ
遣る瀬無くて
よんどころなくて

そんな気持ちをそっとでも支えられているんだろうか

責める人もいるだろう
嘆く人もいるだろう
怒る人もいるだろう

じっとそれを受け止めて
全てをわたしにぶつけて

何があっても
どうなっても
あなたの思いを
わたしにぶつけて
それがどんなに重くても
それがどんなに苦しくても
わたしがあなたの思い全部受け止めるから

 

たまゆらの逢引

都内を飛び越えて仕事に出た
帰り少し都内の空気を吸いたくて
だったら彼の働く街の空気が欲しいと
仕事帰りに寄るつもりだった

でも、近くに行けば会いたくなる
前もって彼にメッセージしてみると
用事があって早く仕事を上がるという
少し時間を取ってくれることに

少し早めに彼のいる街に着いた
相変わらず人が多い
カフェに入り
今日の仕事のまとめ作業をした

彼から仕事終わりの連絡が入る
タバコ吸ってから行くと再び連絡
焦らされてる?
そしていつもの場所で待ち合わせ

彼とうどんを食べた
最近あった話をして
次回の逢引の話をする

彼に「次はどこかで飲む?」と聞かれ
「ううん、ホテル行く」と答える
彼はニヤリと笑ってたけど
呆れられてるだろう

ほんの1時間のたまゆらの逢引
少しでも触れたら
もっとふれてと気持ちが暴走してしまう
だからひたすらじっとしてる
それをまた今度もなんて無理だ
気持ちを暴走させて面倒臭いことになるよりも
ストレートに伝えた方が精神的にいいから

彼に触れて
彼の吐息を聞いて
彼の心臓の音を聞いて
彼の肌の温もりを感じたいだけ
彼の分厚い胸板と
彼の筋肉質な腕に抱きしめられるだけで
私は幸せだから

そして優しいキスをしよう

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記憶

生きて行くために嘘は
時に自分自身もそうだったかのように錯覚する

今の彼を想い
少年・青年の頃の彼を思い出す

ふと
初恋が彼だったかのように錯覚する

初恋相手は誰だった?
私の頭の中は
その答えを見つけることを
拒否してるみたい

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