彼との待ち合わせの時間の2時間前に家を出た
久しぶりの朝のラッシュで人酔いしてしまい
彼との待ち合わせのホームで座り込む
ふと後ろが気になって振り向くと
にやけた彼が後ろに立っていた
ほらまた・・湧いて出てきた
彼と電車に乗って数駅先で降りると
そこは外国語が飛び交う異国のような場所
すっかり観光地になってしまった築地市場
彼の羽織っていた薄手のコートの端を
ちょこっとつまんではぐれないように歩く
人ごみを離れ、ある建物に入る
食べたいものは沢山ある
私が食べたいものを優先してくれる彼
普段はわがままを言わない反動か
あった時はどうしてもわがままになってしまう
ふたりで海鮮丼を注文した
おおよそFacebookにはアップできないであろう写真
普通の写真なのに
それが婚外恋愛なんだと思いながらも
そういうハラハラした気持ちを楽しもうとも思う
一眼カメラには
いつもバックにお守りのように忍ばせている
彼との秘密の写真用のSDカードを差し込む
人気のない階段で
彼が私にまとわりつく
キスしないだけいいかな
さすがにその度胸は私たちには無い
人気のないところでじゃれあって
人がいるところでは友人のように
デイユースの予約をしているホテルまで
バス1本で行ける
バス停1個分歩くことにして
大きな橋を歩いて渡る
昼間の青い空の下を歩く
なんて気持ちがいいんだろう
おしゃべりが止まらない
楽しくて嬉しくて
心地良い風を気持ちよさそうに受ける彼
彼の笑顔がキラキラとしていて眩しい
気が付いたらバス停を通りすぎ
結局3つめのバス停まで歩く
バスが何台か来て
目的地に向かうバスに乗り込む
一番後ろの席にふたり陣取る
彼がすかさず私のお尻の下に手をおいて
私がそこに座ってしまうという
おきまりのおふざけ
一番後ろの席は人目も気にならず
ずっと手をつないで
ずっと彼の指が私の太ももをなぞってて
くすぐったいとか感じるとかではなく
その絶妙な指の動きがすごく好き
大きなイベント会場のそばのホテル
イベントにきているのか
スーツ姿に
キャリーバックのサラリーマンが多い
ハンバーガーショップで予約の時間まで休憩。休憩?
時間になって私一人でフロントに向かい
チェックイン
研修生が担当していて
少し手間取っているようだった
部屋は12階
このホテルは3回目
6時間滞在できて、コンビニもあるし、
散歩もできる
一度部屋に入ってから、
コンビニでの買い物を忘れて
再びふたりでコンビニに
私はジーンズに薄手のワンピース姿
ジーンズと下着脱いでって言われたけど
そういうプレイは本当に苦手で
ジーンズだけ脱いで
ごくごく普通のワンピース姿になった
それで満足してくれる彼が可愛くて愛しくて
ほんのちょっと彼のわがままを聞いただけ
とっても喜んでくれて
それがとっても嬉しくて
だったら下着もって思うんだけど
絶対無理!
部屋に戻って
お風呂に湯をためる
コーヒー用にお湯を沸かし
ベッドにほんの少し離れて座って
しばしくつろぐ
彼のそばでこうして座っているだけで
心は落ち着いて
会えないときに溢れだしていた感情も
静かに浄化されていく
その心地良さと
自然に漂う雰囲気と
何とも言えない優しい空気に
何もかも包まれて
お風呂入るよって押し倒されて
記憶はそこでぷつっと途切れてる
お風呂入るよって
手を引っ張られて起き上がると
また押し倒されて
それを何度も何度も何度も
彼の分厚い胸と太い腕に抱きしめられると
このまま溶けてなくなりたいと思う
読んでくださってありがとうございます
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本当に記憶がないのかな?
詳しく書こうか?
なんかされたのは覚えてる(笑)
気持ちよかったのしか覚えてない(・・;)
じゃあ、つづきの官能小説を書き上げよう。