なにかがたりない

朝起きてタバコをすって

コーヒーをのんで

電車に乗って

スケジュールを確認して

仕事して

なにをしても なにかが足りない

 

そんな気になってしまう

 

なにかをわすれているような

しなくちゃいけないことがあるような

大事なことがあるような

 

なにかがたりない

 

おおきな もやもやした かたまりが

むねのなかにつかえたような

えたいのしれない かたまりが

むねから 背中をまわって あたまのまわりをすっぽりつつむ

 

そんな

なにかがたりない

 

海を見に行くデート

次回のデートは、昼間からの予定。

海を見に行き、ランチして、成り行きでどこかへ。

 

海を見るデートなんて何年振りだろう。

きっと楽しい。

天気がいいといいな。

彼女のかけら

生活のなかのふとした瞬間。

彼女のことが、脳裏をかすめる。

こんどあった時にはなにしよう。

いまなにやってるかな?

 

きっと、そんな時は、彼女もおれのかけらを感じているのかもしれない。

 

たまったカケラを、あいてになげつけたり、ぶつけたりしないように、そっとすこしずつかみしめよう。

 

いろいろあって

数十年ぶりに再会して、いっしょに夢を見だしてから半年。

ちょうどその頃、夢からお互いが目を覚ましかけた時期があった。

それまでにも、半年間とはいえ、小さな波や葛藤や悩みや嫉妬なんかも、なんどとなく通り過ぎていったこともあったけど、その時は、お互いが本当に、そろそろ目を覚ます時なのかもと思っていた。

GWをはさんだその時期、おたがいが、なんとなくあまり連絡もとらなくなった。

自分をあまり見せないで、相手の事も見ないようにしていた。

深く夢を見すぎたせいで、目の前の進む方向を見失って、目先の小さな事が気になり、その感情がさらなる不信を生む悪いスパイラルにぐるぐると飲み込まれ、どんどん深みに沈んでいった。

彼女も方向を見失い、本来進みたい方向に進んでいるつもりで道を踏み外して、いつのまにか深い闇の中にいた。

 

その深い闇から逃れるために、おたがい目を覚まそうとしていた。

 

ところが、連絡をあまり取らなくなって、相手のこともあまり気にしないようにして、ときおりLINEで連絡していると、半年前の出会ったころのような感覚になった。

連絡していることが楽しくなった。

いつも楽しくいるために見ていた夢だったのに、方向を見失って深くもぐりすぎていたため、暗闇まで到達してさらに進む方向がみえなくなっていた。
そんな感じだった。

 

だれかを好きでいると、生きる事が楽しくなる。

その好き(Like)がふくらみすぎると、自分の欲望や嫉妬など(Desire)がうまれてしまう。

いつまでも、純粋に、好き(Like)でいよう。

楽しい夢を見続けるために。

平日昼間の官能小説

コーヒーのお湯も沸いて、ベットに座っていたずらする。
お風呂に入ろう、といって彼女の両手をとって、そのまま覆いかぶさってベッドにたおす。
そしていたずら。

そんなことを何回かくりかえして、ようやくお風呂。
お互い両手を泡だらけにして、いたっずらっぽくいろいろなところを洗い合う。
前から、後ろから、下から。

狭いバスタブにふたりで浸かりながらも、いたずら。

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ひさしぶりの1日デート

ひさしぶりに、平日休みをとって、朝から丸一日のデート。

 

まずは、築地で新鮮な朝ごはん。

支払いの時に、店員は自然と1人づつの会計をする。
おそらく会社の同僚が仕事中に食事をしに来たと思っているのだろう。

そして、ぶらぶらと場外市場を買い物がてら散歩。
平日でも外国人の観光客でごった返している。

どこかに観光して、お土産を探しているような感覚をたのしむ。

そして、築地からバスで向かえるデイユースのホテルへ。
予約時間まではまだ時間があるので、ブラブラと平日のバス通りを散歩する。
ポカポカした陽気が観光気分をもりあげてくれる。

バス停をみっつほど歩いたところで、走ってくるバスに乗車。
すかさず最後尾のシートにならんですわる。
手を繋いだまま、指先でふとももをいたずらしているうちに目的に到着した。

平日のポカポカしたバスの旅。もうちょっとブラブラしててもよかったかな。
今度はバスで巡る1日デートもおもしろいかもしれない。

今日の目的地は海の見える12階の部屋だった。

カーテンは閉めてしまうから、窓の外の景色は関係ないが、ちょっと平日の町並みや海を見下ろすのもわるくない。

外を眺めているうちに、彼女がスリッパを出してくれたり、アメニティを確認したり、コーヒーのお湯を沸かしてくれたりとテキパキ動く。

さあ、今日は何からはじめよう。

 

 

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ホテル

2月の末、そして先週末。

週1回程度のスパンでのデート

彼女の仕事の都合で東京に出てくる時や、家庭の都合で出てこられる時にあわせてデートをする。

夜のホテルは一緒にチェックインするが、昼間のデイユースの場合は彼女が先にチェックインしてホテルで待っているパターン。

ホテルについて連絡を入れる。
部屋番号を確認して、そのまま部屋まであがり、部屋のチャイムを鳴らす。

すぐにドアはあいて彼女が恥ずかしそうに微笑んでいる。

「ただいま」

「おかえり」

ごく自然に、帰ってきたような感覚になる。

前とは違う部屋なのに、そこに入ると帰ってきたような安心感がある。

だから、いつも優しい気持ちになれるのさ。

おもてむき

憂いの無い樹

表向き、楽しく明るくする事で、憂いが無いと自分をだまして能天気に生きる。

そう生きていても、どうしてもぶつかる問題もある。

そんな本音をわかってくれてる人がいると思うだけで、気持ちをリセットして頑張れる。

ありがとう。

彼女のぬくもり

彼女のやわらかいぬくもり

彼女のにおい

彼女をだきしめたい

彼女にだきしめられたい

肌をあわせた温もりを感じたい

ほほとほほをすりよせたい

彼女の背中にキスをはわせたい

お腹の上に目をとじて顔をうずめたい

うしろから抱きしめて足の先まで肌をあわせたい

手にあわ立てて、首から胸へとすべらせたい

かぶった布団のなかにもぐりこみたい

くちびるですべてをなぞりたい

そして、そっとゆっくりキスしてほしい

そんな夢を いつも見ていよう

よりどころ

普通の生活をしている中で、ふとした時に彼女のことが頭をよぎる。

 

ブログやインスタをのぞき、彼女の存在を確認する。

 

きっと、彼女もそうしているのだろう。

最近は、彼女の存在を確認して、安心してコメントをいいれるだけのことが多かった。

 

彼女も俺の存在を確認するためにインスタやブログを覗くにちがいない。

書き込みが少なかったから、すこし寂しい思いをさせてしまったかもしれない。

 

今日、なんだか気が滅入って、ふと彼女の名前を呼びたくなって、インスタの動画で彼女の名前を呼んでみる。

 

すぐに返事がきた。

こうやって、こころのよろどころにできる場所がある。

それは、とても安らぐ、大切な場所だった事を思い知る。

 

 

彼女のよりどころにもなれているだろうか。