目隠し

バスローブを羽織ったまま横たわる彼女。

目隠しをしている。

そのバスローブを左右に分ける。

胸元から始めて、だんだん広げて、全身。

その露わになった皮膚を、指先でなぞる。全身。

足を開かせて、太ももの内側を、撫ぜる。

ギリギリのところを、丹念に撫ぜる。

自然と彼女の体は動き。

自然と指を受け入れる。

受け入れて、自然と、ゆっくり動く。ゆっくりと自分で動く。

そんなことをどれくらい続けたろう。

いつもとは違う彼女が、そこにはいた。

これからも目隠しは持ち歩こう。

桜木町

久しぶりにゆっくりできる桜木町。

昼間からのデイユース。

どんなことをしようか。

12時から21時の9時間。

8時間くらいはお話だけにしようかな。

ふたつの夢

ふたつのゆめなんてもつほど

器もおおきくない

そんな余裕もない

かりたものをかえすために必死になれって

病気もよくなるようにまじめになれって

神様がそういっている

いい気になりすぎてた

油断しすぎてた

夢見有る前に足元見てあるく

足元見ないと転んじゃう

いらいらしたら破裂しちゃうし
夢見ていられる立場でもないし

ここも、しばらくおやすみかな
再開できることは夢見ておこう

感情の波、夢とのはざま

最近、二人で見ている夢と、現実。現実で見ている大きな夢や、間もなくかないそうな夢。

そんな夢々が、お互いに混ざり始めて、とけあって、曖昧なそのはざまに立っていることに、ふと気づくときがある。

夢とリアルが混ざり始め、ふたりの夢を隠しながら、リアルの夢を、リアルの中で語り合う。

Fry me to the Dream.

夢につれていって。

二人で見ている夢

リアルに追いかけている夢

どっちに連れて行こう。

もしも、その夢がひとつになったときにも、心のいちばん奥にある二人の夢は、二人でしか語らない。

それがリアルの大きな夢を追いかける、二人のパワーであるように。

いつまでも、シークレットであるように。
ふたりをひきつけあっている。

きもち

きみは、きもちをぶつけてばかりだ。

そういってしまった。

生活していく上でいろいろなことがかさなって。
それは、彼女に関することばかりじゃないのに。
その重なった思いから抜けだけない、心のわだかまりのようなものを。
彼女にぶつけてしまった。

彼女もいろいろ重なっていた。

それで助けをもとめていた。

いやされること、ゆるされること、それを求めていただけなのに。

その求めている気持ちにきづきながらも、そこに自分の不安やわだかまりをぶつけてしまった。

思いすぎるとつらくなる。

つらくて会えなくなってしまう。

そんな気持ちを再認識できた。

また、ひとつのりこえた。

ながくつづく夢をみるため

大きな波 小さな波

大きな波

たて続けに

それは、大きな波の余波なのかもしれない

大きな波や小さな波を

いくつものりこえていく人生

いままでも

これからも

ただそれだけたのに

大きな波のさなかにいると、

波の大きさが見えなくて

溺れてしまいそうになる

きっと彼女のことも

その波の中に俺がひきこんでしまったのだろう

大きな波は

乗り越えられないような大きな波は

潜って息を止めてやり過ごす

息を止めている間にらどんどん潜行しないようにしないと

二度と浮かんでこれなくなってしまう

波を乗り越え、波に流され、波に乗って、波に運ばれ

生きていこう

もっと優しさにつつまれたい。

先日は、彼女の旦那を含む複数人で、とある会場に着座。

彼女の隣にすわり、もう片方のとなりには彼女の旦那。

ほどなく、彼女の手が、座席の肘掛けの下から、俺のももに触れる。

ひざの上にかけたコートで覆い隠すように。

すかさず俺も手を伸ばし、コートの下でてをつなぐ。

指や手のひらや、ふとももに、そっと指を滑らせる。
優しい空気につつまれた、二人だけの空間によいしれる。

でも、それだけじゃたりない。

もっと優しさにつつまれたい。

今週末、彼女の旦那が外出の予定。

久しぶりに休日の午後からのデイユースを楽しむ。

たくさん優しさに包まれよう。

歯をくいしばる彼女

歯を食いしばりすぎて
歯医者にいく彼女

気持ちよくて 歯をくいしばりすぎたって

たしかに しつこいくらいに
毎回長く続け過ぎかな

ある日は
顔の上にまたがったまま 左手で背中をそっとなでられて
右手は後ろの穴と前の穴を刺激して
ベロはその前の突起
そおんまま延々と たえまなく ゆっくり
またがっていられるうちは やめない

ある日は
ゆっくりいれて
ゆっくりゆらして
ときどき早く そしてとまる
そのまま いれたまま
しばらくおしゃべり
おしゃべりしながら ゆっくり動き出す
それを30分位かな くりかえす

こんどは
どんなじっくりしたことしよう