こんなタイトルの映画があった
サスペンスものだったと思う。
彼との入浴
いつもお湯を溜め過ぎてしまう
ゆったりと温まりたくても
油断すると彼の手が伸びて来る
2人で戯れながら
笑いながら
なんて楽しい入浴タイムなんだろう
彼は前の晩
帰りが遅くて入浴できなかったらしい
朝のシャワーも家族に気遣って浴びてない
それを気にして
一人でシャワー浴びたいというけど
私としては
できれば彼の汗をまといたいくらいだった
入浴後
バスローブ姿の彼をうつ伏せに寝かす
固くなった肩から肩甲骨まで
押したりさすったり揉みほぐす
そのうち指も痛くなってきて
そのまま彼の背中に覆いかぶさった
彼の大きな背中が心地よい
「だめだよ、ねちゃう」
それが合図になって
今度は私の腰に彼がまたがった
そんなに力は入ってない
でも痛くて悶絶
そのうち
肩と背中に当てられていた手が
背中と腰
そして腰とお尻にとおりてくる
痛気持ち良さを堪能しているうちに
マッサージの箇所が
少しずつ太ももへとおりてくる
時々指が私のにふれる
その時点で
彼の好きなようにして欲しいと
完全に彼に委ねてた
そして、
委ねすぎたのか
その先の事はところどころしか覚えてない
何回頭が真っ白になったろう
体の中を突き抜けるもの
何度味わったのか覚えてない
ぐったりとしている私をいたわるように
彼が隣に横たわる
髪を撫で
頬を撫で
そっと唇を耳たぶに落とす
持ってきたタブレットで
海外ドラマを観ているうちに
結局また求めあって
彼の足元に座り込んで
顔を埋める
可愛くて
大きくて
弾力が気持ちよくて
阿部サダ事件を思い出す
このまま………
彼と再び映画を見始めた
私を後ろから抱きしめて
左手で髪を撫で
右手で胸を触り
ただ心地よく
時折ふたり寝息を立ててうたた寝し
そんな時間が何より愛おしい
夢の中
彼と見る夢は
誰とも見る事はできない
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