東京ベイ~ROOM~

食事を済ませ部屋に戻る
お天気も良く最上階の部屋からの眺めは
いつも私が見ている風景とは違う

彼に旅行のお土産を渡したりしつつ
やっぱり落ち着かない

もう何回も会ってるのに
なんでこんなに照れるのかな

少しゆっくりしようかって
ベットにふたり並んでおしゃべり
カーテンを開けた窓から日が差し込む

彼は幼馴染みたいな人
何気ないおしゃべりで
あっという間に照れていた感情は無くなって
話をしているのが楽しくて

1ヵ月会えなかった間の事は
もうすっかり過去のことで
今目の前に彼がいるということだけで
辛かったり寂しかったり会いたくて仕方なかった気持ちが
まるで幻だったよう
今を生きるってこういうことなんだろうか

彼の声が心地いい
くわえ煙草の煙が目にしみて顔を歪めているのも
お腹一杯って足を投げ出している姿も
彼の飾らない感じが
全てに安心できて
また
青年時代とのギャップが新鮮で
ずっと彼を眺めていてもきっと飽きない

さて、どうする?と彼がニヤリと笑う

洋服の下のランジェリーがちょっと中途半端で
それを直したくて
半ばじゃれながら彼をバスルームに押し込もうとした
彼に「待って、キスしてから」と抱き寄せられて
ベットの脇に立ってキスをする
いつものように優しいキス
彼の柔らかい唇と
かすかにくすぐる髭が懐かしい
そわそわしていた気持ちが
やっと落ち着きを戻した

彼をバスルームに押し込んだ後
私はいつもの自分を脱ぎ棄てるように服を脱いだ

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