もう帰り支度をしないと・・
そう口にした途端に
小さくなった炎が瞬く間に燃え上がる
そして再び身体を合わせる
もっと・・・
このまま離れたくない
彼のぬくもりがこのうえなく心地良い
私の全てを包み込む逞しさ
私にそっと触れる優しさ
一緒にいるだけで安らぎを感じ
彼の強さに安心する
彼が私を見つめる瞳は優しさにあふれていて
そらすことができなくなる
愛おしくて
可愛くて
ずっと抱きしめていたい
彼の胸で泣くのは
寂しいからでも辛いからでも悲しいわけでもなく
ただ今このときの幸せをかみしめているから
愛し合う喜びに涙がこぼれるだけ
いまはふたりの人生にとって
すばらしいひとときだと胸を張って言えるから
夢の中は
本当に夢心地の世界
だから悩みも苦しみもない
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