彼には最初から包み隠さず私のことを話した。
高校時代、彼の先輩と付き合っていた時のこと、
社会人時代、後輩であり彼の先輩と付き合っていた時のこと、
離婚の後、付き合った人にDVを受けたこと、
そのトラウマからバイセクシャルになったこと、
出張ホストYとの出合った経緯から関係性。
再婚前、優しく支えてくれていた15歳年上の人との不倫。
そして、再婚し、幸せに暮らしていること。
離婚の後は精神的に病み、
生きていくため、自立するため、必死だった。
少しずつ自分に自信を持っていく経緯に、私の経験は全て必要不可欠だった。
高校時代、優等生気取りでいたから・・本当は彼には知られたくないはずだけど、
彼には包み隠さず話した。
それを全て理解してくれ、その全ての私を包み込んでくれた。
Yに相談したことも、彼に正直に話した。
「力抜いたんだ?この前とは違ってたよ。
そういうこと相談できる人がいるっていいね。」
そして少し話すと、また彼にまとわりつく。
私の髪が顔にはりついてしまうほど、
夢の世界を堪能した。
名残おしいまま、ふたりでシャワーを浴びる。
部屋で裸のまま、鏡の前に立つ。
「手術した時、右胸と左胸の乳頭の位置を合わせてくれたの。
でもね、右胸の方が下がってたから・・・・・逆だったら良かったのに。」
「すごいね。合わせてくれるんだ。」
そう言ってそっと抱き寄せてくれる。
彼の前では恥ずかしいという感情はでてこない。
私のすべてを見てほしい。
私のすべてをさらけ出したい。
弱い私ではなく、
はにかむ私でもなく、
私が生きてきた証を彼に見てほしい。
時々LINEでも、私のスタンプを見て「押すね~~」と言われる。
好きだから、ずっと私を見ていてほしいから。
私を見て。そして強く抱きしめて。
身支度を終え、部屋を後にする。
17時をまわり、夜の帳は下りている。
5時間・・・たくさん話し、たくさん笑い、たくさん戯れて。
彼を独り占めしているのが嬉しかった。
でもまだまだ一緒にいたい。
駅で目にした横浜イルミネーションのポスター。
「奥手な彼氏に魔法をかけよう」
これ以上欲しがったら罰が当たるだろうか。
彼と相談して、赤レンガ倉庫に向かうことにした。
朝のデート、昼のデート、そして夜のデートへ。。。。。
つづく
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