＜第4ミッション＞

シーバスは、横浜駅東口～みなとみらい～赤レンガ倉庫～山下公園と運行されている。
駆け足で風景を見るのなら、このコースはお勧めで、
女友達ともよく利用している。
横浜は疎くて・・・という彼には、絶対に喜んでもらえると思い選んだコース。
彼は本当に喜んでくれて、
まるで遠足に来ている小学生。
横浜デートにすっかりはまってしまったよう。
私自身見慣れた風景ではあるけど、
彼と一緒にすごす横浜は、
特別なものになろうとしていた。

 

 

山下公園でシーバスを降り、
そのまま公園をつっきって、マリンタワーの方へ歩く。
山下公園デートも楽しみたかったけど、
とにかく時間がおしていたので、
ショートカットで動くしかない。
それでものんびり歩いて、デート気分を味わう。
彼は周りをきょろきょろ見渡しながら、
落ち着かない様子。

マリンタワーを抜けた先に、
高級そうなデパート風の建物がある。
その建物の最上階にサンドイッチで有名なカフェがある。
いきなり私が「ここー！」って入っていくものだから、
彼は少し戸惑っていたかも。
山下公園付近でも穴場なカフェで、
日曜日の昼間に来ても、すんなり座れることが多い。
到着したときには11時を回っていたので、
ふたりでシェアできる一番大きなサンドイッチをテイクアウトで注文した。
本当はそこでゆったりと外の景色を眺めながらランチタイムを楽しみたかったけど、
大切な次の予定が迫ってきている。

サンドイッチが出来るまで、隣接するお店で雑貨を見る。
彼はそこでもちょっかいを出してくる。
お尻を撫でたり、胸をつついてきたり。。。
さすがに、私は避けながらにらみ返してしまったけど。

サンドイッチを受け取って、次の場所へ移動する。
そこで私は移動手段を間違えてしまって。
タクシーに乗れば良かったと思いながら、
予約していたデイユースのホテルに電話を入れ、遅れる旨を伝えた。
ふと彼を見ると、なんだか感心したという顔をしている。
だけど、彼の手はしっかり私のお尻に置かれていた。

「手慣れてるね＾＾」

途中コンビニで冷たい飲み物を買って、
予約していたホテルに歩いていきました。
結局私の方向音痴のせいで、
彼がナビを見てくれて、なんとか到着。
つづく

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