彼が首筋に唇をおとす
「いい匂い」
「そう?何もつけてない。シャンプーの匂いじゃない?」
普通に会話をするように受け答えする。
でも、もう息はあがり始めてる。
彼が首筋に唇をおとす
「いい匂い」
「そう?何もつけてない。シャンプーの匂いじゃない?」
普通に会話をするように受け答えする。
でも、もう息はあがり始めてる。
彼の瞳がとても綺麗なのも
彼の肌を愛おしく感じるのも
彼の笑顔にキュンとなるのも
彼のバリトンバスの声に震えるのも
私の肌を撫でる彼の指に身を投じたくなるのも
彼の肌に私の肌が吸い付くのも
彼の汗さえも愛おしいのも
彼の唇がまるで私とキスするためと思うのも
…
…
…
彼が私のものではなく、
抗えない恋だから。
だから
抗えない情熱を注ぐ
お料理をしながら、ふと彼を思い出す。
絵を描きながら、彼を想う。
帰り道、夜空の向こうの彼を想う。
ドラマを見ながら、彼を重ね合わせ。
歌を聴いて、彼を想う。
日常の何気ない景色の中で
彼をふっと思い出す。
思い詰めるのではなく、
思いがけず彼が心の中で顔を出す。
そんな感じがとてもすき。
そしてギュッと自分を抱きしめると、
彼の胸の中で包まれているよう。