夢の中にいれば。
その時は夢の中だけが現実。
現実にいると、夢の中のことは夢。
さらなる現実が、
過去や今や未来の現実が、
夢を覆い隠そうとする。
経験や記憶という、過去の現実。
夢の中で感じる、今の現実。
そしてこれから訪れる、未来の現実。
夢を見ていたい。
いつまでも夢の中にいたい。
現実と夢の狭間が、
最初は髪の毛1本ほどの細かった狭間が、
現実の経験と、夢の中の経験が増えていくほどに溶け合い、だんだん太く広がっていく。
夢と現実の溶け合った狭間が、だんだん境界線をわからなくさせるほど広がっていく。
ぼやけた、その狭間に、足をすくわれ、ぬかるみのようにはまってしいそうになることがある。
過去や今や未来や、現実や夢が融合したドロドロぼやけた狭間。
きっと、一度はまってしまうと、
きっと、抜け出すことが難しい、
ドロドロぼやけた底なし沼。
しっかり、夢と現実を切り分け、
今いる立ち位置を確かめながら、
いつまでも夢を見ていたい。
いつまでも。
AITAI