グループLINEで彼からコメント。
それにはスタンプで返信。
でも、個人の方は待てどくらずど既読にならず。
夜中に目が覚めたら、返信が入っていた。
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恋してるんだよね。
片時も彼のことが忘れられない。
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彼に再会して数日後、
夫と車でドライブに出かけた時だった。
助手席からの車窓を眺めながら、
想うのは彼のことだった。
「今日はご機嫌だね」
夫もそんな私を何も知らずに微笑ましく見ている。
私は恋をしている。
どうしようという気持ちより、
それが嬉しくて仕方なかった。
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そのドライブの前。
私は寝付けなかった。
彼にLINEで呼びかけてみると、
彼から返信が。
そして、その時既に今後の目的がはっきりした。
その目的に向かって、私が出来ることを考え始めていた。
きっとそんな会話をしている中で、
奥底でフツフツと沸き上がる思いに、
お互いに気がついていたのだと思う。
会いたくなっちゃうね。
更年期で眠れない。
添い寝してくれたら寝れるかも。
そんなたわごとに、
彼も腕枕してあげるよ、いつかそれも実現させよう、と。
あなたのことが頭から離れない。
俺もだよ。大丈夫。
ふたりとも大人だから、大丈夫。
なんの根拠もない大丈夫だった。
そうして、私たちは、
私は恋心をつのらせていった。