現実の世界に没頭する

いつもの日常とは違う日常は

彼と出逢ってから初めて味わう年末年始

お互いにどんな生活を送っているのか

SNSを通して確認する

そしてSNSで見つける隠されたメッセージ

そこに確かに彼が存在していて

私のことを感じていると確認できることで

安堵感が生まれる

 

 

 

テレビを見ているふりをして

彼との情事を思い出す

彼が私に挿入ってきたとき

力を抜いて全神経を集中させて

神経を研ぎ澄まさせていた

多分そのせいだろう

今でもその時の感覚をついさっきのことのように思い出せる

そして彼が私の中にいるような錯覚に陥る

そして子宮が堅くなる

でもだからといって悶々とするわけでもなく

彼が恋しくてどうにもならなくて・・ということでもない

それはあまりにも鮮明に思い出しているからだろう

 

気持ちよくて

あたたかくて

私自身の感覚も甦ってくる

同時に体が熱くなる

そして、ただ幸せな気持ちに包まれる

 

現実の

日常の中で

夢の中の情事の回想に没頭する

いつもと違う日常

それを楽しめている

それでいい

彼を恋しくなりさえしなければ

 

 

 

 

 

 

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