横浜エピソード、【月】編、校了。
横浜 I
横浜 II
横浜 III
横浜 IV
横浜 V
横浜(最終回)
朝、会社に行く時間に、会社に行くように家を出て、会社とは反対方向の電車にのった。
その時点から夢は始まり、会社から帰宅する時間までの普通の1日を、夢の中で過ごした。
放っておけば、使わずに消滅してしまう有給休暇。
有意義な使い方を見つけた。
あの日以降、インスタやLINEでのからみのみだが、気持ちの高ぶりや、夢と現実の狭間があいまいになるなどの、心の葛藤をのりこえた。
婚外恋愛
そんなことも、ふたりで確認しあった。
現実の生活をしあわせにするために。
まわりに迷惑をかけないように、自分自身も喜びの中で生きられるように。
虫の良い話かもしれないが、ずっと夢は見ていたい。
現実の中の夢と、夢の中の現実とのギャップ、そのほんの小さな段差に足をとられないように、段差を削りながら埋めながら、いつまでも夢を見よう。
次は今週末、17日に夢をみる。